15日
水曜日
スパイ大作さん
名誉会長自らが本山のスパイ!?朝7時起き。夢の中で、私のことを嫌っていて、しかも刃物まで持っている評論家二人相手にさんざ挑発的な言辞を吐くという命知らずなことをする。目が覚めてみると、全身に汗をびっしょりかいていた。他にも、飛行機に乗ろうと雨の中タクシーに乗って空港に行くはずが港についてしまい、嵐の中を航行する船の後ろデッキに立って(『タイタニック』の逆)、後を追いかけてくる巨大なクジラ様の怪獣の群れを眺める、というようなダイナミックな夢も見た。
入浴先願等例の如く済ませて9時、母の室で朝食。ミカン(ちょっと大きい)とバナナ(かなり小さい)。ツナギの全く入っていないコーンスープ。やはりしみじみうまい。
日記つけて弁当食い、1時、仕事場へ。途中の電話で原稿催促。仕事場行ってみると、まさに光フレッツの工事の真っ最中。パソコン使えず、致し方なくそのまま時間割へ。小学館『女性セブン』インタビュー。オリンピックの雑学について。準備まるでなく、ロクな話できず。しかし、向こうも、私に質問すれば人間コンピューターのごとくどんな雑学でも瞬時に述べてくれるとカン違いしているらしい。
帰宅、ニフティからの書類を間違えて家に持って帰ってしまっていたのでパソにつなげないという。あちゃあ、であるが、なんとか以前のISDNの回線もつながっているので、それでなんとか。
ガス・エポックの原稿書き上げ、メール。オノとこの数日の予定を確認。あまりの過密さにクラクラする。金曜など、朝が日テレ打ち合せ、それからNHKで番組収録、その後TBSでラジオ生放送である。原稿はいつ書けばいいのか?
昨日のゲラのことでバーバラと何通かメールやりとり。おぐりとも。5時30分、家を出て、マンション下の蕎麦屋でてんぷらそば一杯啜って、青山のWAHAHA稽古場。やっとラストまで揃った台本を手に、清水さんと合わせる。終わり近くに私の長ゼリフあり。明日までに入れないといけない。なんとか3場までは頭に入れて合わせられるが、まだつっかえつっかえ。ほぼ完全にセリフ入れている清水さんに気の毒である。それでも喰さんの演出入り、ややカタチになった。笑わせどころも頭の中でスッキリする。あとはとにかく、セリフ入れること。なかなか苦しいが、しかしまた演劇というものの根源の魅力(自分ではないキャラクターを、いくぶんのディフォルメを交えつつ演じること)にも触れられる。
私の人生は幕の内弁当タイプだな、と時々思うのである。何か一つ、主食がデーンとあるのではなく、雑文、小説、テレビ、ラジオ、映画、そして芝居などというものが少しづつ、あれこれと取り合わせてパッケージ化されている。その取り合わせの仕方が売り、というか何というか。
10時半、辞去して帰宅、ちょっと半身浴したあと、サントクで買った生ちらしと油揚でホッピー飲み、ビデオで古いスパイ映画観たあと、1時半、就寝。