裏モノ日記

裏モノ採集は一見平凡で怠惰なる日常の積み重ねの成果である。

10日

木曜日

一天二岡にかき曇り

1軍復帰に暗雲が!

※ミリオン原稿 『給与明細』収録 ルナ打ち合わせ

久しぶりに映画ぽい夢。
トルコに某人(実在。大嫌いなヤツだが今回は何故か
協力しあう)と共に行く。政治犯のトルコ人要人(しかも足を
負傷)をなんとか国外に脱出させるためである。
彼の宿泊しているホテルに自分たちも泊まる。
トルコの和風旅館で、かなりがんばって日本式にしてはいるが、
畳がただのゴザだったり、部屋に大福帳がかかっていたりという
ヘンな日本風、である。
周囲の地理などを観察し、アイデアを出す。
ホテルの廊下の天井にある空調装置のガワが特殊な形状で、
これを外せば草ゾリになって、裏の斜面を要人を乗せて
すべりおり、駅にまで一直線に行ける。
さっそく、こっそりと空調装置の外側を外してソリに改造。
私が改造用具一式も全部準備しているので某人が感心する。
ところがいざ、これで脱出、というとき、私は携帯電話を部屋に
忘れてきたことに気がつく。すぐ取りに行くが、どこに置いたか
忘れている。そろそろこの部屋には次の客が泊まるので掃除が入る。
危機一髪、というところで、そうだ、充電をしたんだったと
思い出してコンセントのところに行き、見つけてホッとする
(普通、夢で無くしたものが見つかることはあまりないので、
珍しい)。留守録が画像つきで入っているので確認すると、
協力者たちからで、駅で要人をかばうため、合唱団のフリをして
人目をそらしたりの行動がユーモラスで笑う。

朝8時40分起床。
メールチェック。
ちょっと嬉しいことあり。秘かに笑う。
9時朝食、バナナ、マンゴー。
それとパンプキンのどろりとしたスープ。

日記つけ、長野などとスケジュール連絡。
サイン会の前に地元のラジオインタビュー二本、それと
高校の学園祭にも飛び入りでトークと告知してください、と。
宣伝(その翌週にルナ長野公演)のために行く訳だから、
そういうことなら何でも歓迎。

山本モナ二度目の不倫騒動。しかも相手が二岡。
いや、原因は酒癖なんだろうが、ちょっと別な見方をすると、
山本は本人の告白によるとMなのだそうだ(wiki情報)、
M気質というのは何かというと、
「不安によるドキドキ感を快感と感じる」
脳の構造を持っている(ほとんどの人間が持っているが、それが
突出している)人間である。
たぶん、そのために普通の交際やセックスでは満足できず、
危険な交際(不倫)の方に走るのであろう。
せっかく復帰したばかりの仕事と天秤にかけての不倫は、
そりゃあドキドキ感も最大だったろうし。
(と、以下“現代における大人の性の暴走”について
長々書いたが、途中で“これを金とらずに書くのはあまりにも
もったいなさすぎる”と気がついたので消去)

電話あり、某企画会社。いつぞや打ち合わせしたところ。
それっきり梨のつぶてだったのでこっちもてっきり空中分解
したと思っていた講演、急遽決まったとのこと。
で、日程が変わったといきなり言われてあせる。
ちょうど、かなり忙しく、いろいろ予定が入っている時期で
ある。予定表を見てみたら案の定、某イベントとカチあっていたが、
時間が講演は昼、イベントが夜だったので何とかクリアできると
わかり、ホッとする。
しかし、も少し早めに日時変更するなら連絡をよこしてほしい
ものだ。

もう一本電話あり、吉澤忠(ちゅうサン)から。
先日、上野でバッタリ出会ったのだった。
「テレビ見てますよー」
と言われる。
今から20年前、オノプロ時代からのつきあい。
テアトル・エコー出身なのにしゃべらないパントマイマーに
なったという変わりダネである。
ちょうど、来年の某企画に協力してもらいたいなと
漠然と思っていたところなので、これは奇遇。

ミリオンの解説文、書いてK子に送り、
昼は弁当(焼肉)使ってすませ、2時、家を出る。
つもりがいろいろ出られない(3回、引き返した)アクシデント
あり、2時半に出ることになる。
途中郵便局で古書店への振り込みなどすませ、地下鉄で赤坂見附、
乗り換えて半蔵門線で神保町へ。
テレ東スタッフと待ち合わせ。
カスミ書房さんで、ちょっとテレ東『給与明細』の
撮影をさせてもらう。
カスミ書房のYさんも協力的で、スタッフが
「こういう絵が欲しいんですが」
と注文するのに、
「いや、それはいくら古書マニアでもリアルでない」
と駄目を出すなどしてくれる。

一時間ほど撮影して、それからすずらん通りを歩く姿など
収録し、これで収録からは解放。
放映が20日、27日というから、もうすぐだ。
スタッフはかなりオモシロイ内容になった、と自信満々だが、
プロピア(番組スポンサー)が倒産してしまって大丈夫か?

らんぶるで少し休む。
汗をかなりかいて不快。
書評用読書。
それから都営線で新宿に向かい、紀伊国屋書店地下の
居酒屋『珈穂音』。
オノと待ち合わせ、さらにハッシーと待ち合わせ。
長野公演、9月公演の打ち合わせ。
久しぶりなのでいろいろ話はずむ。
ハッシーと飲むとたいてい午前様になるのだが、
明後日が長野への日帰りサイン会なので、今日は一軒だけ、と
オノが念を押していた。
ところが、8時ころ、そこに三才ブックスのT田くんも
“何故か”合流。じゃ、このままというわけにも、ということになり、
お好み焼きの『大阪屋』へ。
ワイワイといろいろ話しながら、水割りをガブガブやってしまい
かなりへべれけになった。
午前様というわけではないが、午前様なみに酔ったなあ。

Copyright 2006 Shunichi Karasawa