裏モノ日記

裏モノ採集は一見平凡で怠惰なる日常の積み重ねの成果である。

6日

火曜日

ねじめ国会

国会運営は純情商店街のようにはいかない。

※原稿書き(不捗)

鯨肉を好む男と、熊肉を好む男同士の争いの夢。
果ては銛と猟銃で決闘になる。
どんな夢だ、とお思いになるだろうが見たんだから
仕方ない。

9時までベッドで本読んだりなんだり。
起床、入浴して45分くらいに朝食。
ミカンと巨峰。
グリンピースのスープ。

自室の本類、あまりに乱雑になっているので少し整理する。
と学会誌用の本、出てくるかと思ったらなし。
じゃ、以前仕事場の書庫に戻したときの荷物の中か。

書評用の本、読み継ぎ。
題材は面白いのだが、文章が学術的に過ぎて、
一般読者向けでない。これを新書にでも仕立てなおすとさぞ
いい本になると思うのだが。
今回落札したもの、残念ながらどれもイマイチ。

原稿書きにかかるが、進捗せず。
明日の収録に使う、若い頃の写真を探す(母にも探してもらう)
が、ロクなものなし。
昼は焼肉弁当、分量少々。
ゴミ出しして、バスで寒々とした空模様(仕事不捗はこの
天候のせいだな、とヨソに責任を転嫁する)の中、出社。

ここにあるだろう、と思っていた本、その通りのところに
あって、少し気分よし。他の資料本も、ちゃんと予想通りの
ところに予想通りにあり(これが普通でなくてはいかんのだが)
スムーズに仕事進む。もっとも、スムーズなのはそこまでで、
それから先、筆が止まる。

電話あり、取材日取り決め一件と、某大手代理店(の、子会社)
から、どうでもいいことの確認電話。雑用ばかりなので嫌気が
さして、外へ買い物に出る。東急本店地下で夕食の材料を。
出来合いの料理、実にうまそうに見えるが、食ってみて満足した
ことがない。

東急本店から駅前まで歩いて、バスで新中野。
仕事持ち帰ったが出来そうにないので飯。
鴨湯豆腐でワイン。
千枚漬とコロッケで酒。
ニュース番組見ながら。
小沢続投という速報が番組中に飛び込んできた。
小沢氏離党で今後の政局は、みたいな予定記事を書いていた
記者は唖然としたろうな。
私はこないだの日記に書いたように、小沢氏の考えは基本的に
正しかったと思っている。野に下って幾星霜、自民が恋しくもあった
だろう。政治家として最後の腕のふるい場も欲しかったろう。
その里心につけこまれた、と思える。
「家あれども帰り得ず 涙あれども語り得ず 法あれども正しきを得ず
冤あれども誰にか訴えん」
                    (川島芳子・遺書)
もちろん、そんなところにつけこまれるのは政治家として失格。
自民はさすがに策士がいるなあ。

10時半ころ、母の室で上京していたノリコ姉に顔だけ見せる。
パイデザのめぐみさんが来ていた。
白夜の新刊の話など。
自室に戻り、DVDで『モンティ・パイソン』など
ちょっと見て寝る。

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