裏モノ日記

裏モノ採集は一見平凡で怠惰なる日常の積み重ねの成果である。

4日

月曜日

天本はショパンの調べ

 小林麻美、死神博士を歌う。いや、タイトルをそれで思いついたわけではないが、朝、夢うつつに雨の音を聞く。このところ雨続き。昨日あれだけ飲んだが、多少胃がムカつく他はそれほど二日酔いもなく(騒いで飲んだ酒は発散される)、ちゃんと6時半には起き出して、パソコンなどいじっている。昨日飲んでもいない(であろう)母の方が寝坊して、起こしにいったくらいである。朝食、アボカドとバナナ。

 それでも、やはり騒ぎすぎの反動か、テンションなかなかあがらず。10時近くまで家にいて、そこで送られてきていた『社会派くんがゆく!』対談のテープ起こしの チェックをやる。メール何軒か。

 タクシーで仕事場へ。社会派くん、とりあえず完成させてメール。それからすぐ、講談社Web現代の朗読コンテンツ原稿にかかる。これまた、どういう風にすればカタチになるかわからないが、とりあえず、こういう感じでどうだんべえ、というつもりで見本を一本アゲ、Yくんあてに送ってみる。追っかけで受け取った旨の返事と、修正意見、それと録音の日取り等(予定では土曜日)の件でメール。すぐその件、島 さんにメール。

 昼はオニギリ、具はシャケ。それと納豆。書き上げて、今度は『鈴木タイムラー』のコミビアコーナー台本、残りを書き上げる。向こうがチョイスしたネタを元に、それとつながりを持ちながら、まったく独立した一コーナーとして二人のかけあいを成立させるというのがミソ。なかなか苦労するが、書いていて楽しいのが救い。

 それがらみで書庫にもぐるが、資料本読み込んでしまい、仕事にならず。気圧も変調してきたことであるし、今日はいいか、という感じ。ミクシィの方に、土曜の東放学園での特別講義のことをちらと書いたら、知り合いから、生徒ではないがぜひ受講 したいというメール。向こうの教務課に問い合わせてみて、と言っておく。

 8時、帰宅。今日はこのあいだの横浜の中華料理の会の帰りの電車の中で突発的に決定した、わが家での牛すじ丼の会。参加者は植木不等式、傍見頼道、S山、それにモモちゃんの四名。仙台のあのつくんからの野菜も加わって、ちょっと豪華。みんなが持ち寄った酒、植木氏は女児紅、S山氏が日本酒、モモちゃんがみのもんたの顔が印刷された銀河高原ビールミニ缶というワケのわからんもの。傍見さんがシャルドネ のワイン。シャルドネと聞いて私だけ吹き出す。

 料理は前菜にエダマメとウナギのパン巻き、もっとも私は少し遅れて参加したのですでにこの時点でウナギの方はすっかり食べられてしまっていた。あと、白菜と豚肉の蒸し煮、カリフラワーのフライ、おでん(袋物の中に野菜たっぷり、その他完熟トマト丸のまま)、貝柱のサラダなど。おでんが皆に大好評。話題は例によってラチも ないこといろいろ。駄洒落たくさん。

 〆が牛丼なのだが、まだみんな食いたりなさそうな顔つきなので、母、ヤキソバを応急で作る。何だか、調味料のナントカが足りないとか言ってワギャワギャ言っていた。応急なのだからこれでいいのだ。その後の牛すじ丼、これはンまい。コンドロイチンのうまみが舌に染みこむ。食べつつ、11時近くまでなんだかんだでダベる。今月に入ってこれで4日連続、食べ会飲み会続きである。無駄のように見えてやはり無駄だが、人生無駄から学ぶことの方が多いのだ、などとつぶやきつつ、少しネットのぞいて寝る。

Copyright 2006 Shunichi Karasawa