26日
日曜日
足棒
朝、池袋へ行くので6時起き。ゆうべはそう飲まずに早めに寝たのだけれど、実家が不幸続きに見舞われ、長男の私は大学の試験に落ち、幼い子供(親戚の)はダウン症とわかり、母が家の没落の嘆きをかこつ、という不吉極まりない夢を見てウナされる。王女メディアの影響、如実どころの騒ぎではない。
シャワーを浴び、バナナとイチゴにソーセージという変な朝食を取り、池袋に向かう。埼京線にうまく乗れたこともあり、早くついてよかった、と思ってたら、変な口から出てしまい、待ち合わせの東急ハンズ(例の事件の現場)まで、しばらく迷い歩く。結局十分以上遅刻。
さすが日本最大規模の古オモチャ市、広い会場を2時間以上歩き回ってヘトヘト。それでも収穫はあり、小学館の社員もすでに存在を忘れている『少女サンデー』創刊号2000円というバカ安値のものもあったし、ウルトラマン、快獣ブースカ、オバケのQ太郎のそれぞれの音頭を集めた『音頭まつり』などというソノシートも買った。ウルトラマンの怪獣音頭と言えば、『帰ってきたウルトラマン』のものが有名だが、これは初代マン。
「マッハでシュー 宇宙をシュー ガラモンさあこい ラゴンもこい」
というバカな歌詞で、ちゃんと振り付けつき。なをきに電話して聞いてみたが、それは初めて聞いたという。・・・・・・30年以上ウルトラマンファンをやってきて、41になってまだ、初めて聞く曲が出てくるとは。うーん、この世界奥が深い。
足を棒にして帰宅。寝転がったまま少し読書。細川護貞『細川日記』。再読だが日記というものはなんべん読んでもおもしろい。もっとも、これだけ終戦時の日本の中心にいていろいろ動きながら、具体的には何ひとつ成果を挙げていない(近衛文麿側近という立場じゃしょうがないかもしれないが)原因は、この著者の、いかにもオトノサマ的な精神的弱さもあるんじゃないか。近衛の自殺でアッサリと自分の政治的進路をあきらめてしまうあたり、せっかく取った政権をアッサリ投げ出してまた自民党に返してしまった息子にもその血が流れているなあ。
晩飯くいながらビデオで『続スーパージャイアンツ』。荒唐無稽極まる脚本だが、そこが絶品。