24日
金曜日
外出三回
忙しいというのでなくせわしない一日。朝、目が覚めたらまだブラン デーが全身に残ってる(笑)。女房のイヤミを聞きながら朝食にリンゴとナシと冷製スープ飲んでアルコール分を薄め、熱い風呂に入って汗をかき、なんとか体を正常な状態に戻す。こないだ高山に講演旅行に行ったとき買った義父名物のクスリ、百草胃腸薬が案外、効果がある。
9時、東京医科大病院へ行く。待合室でグデッとしている。おばはんたちの話し声がこういうときはやけに耳に障る。レントゲン撮影も診察も、今日は案外早めにやってくれた。あとはほとんど、鉄板抜くだけ。
3時、東大新聞研究会というところのインタビュー受けに喫茶店『時間割』へ。まったく準備していかなかったし、体調悪いし、という状況だったので、インタビュー前に
「こういう体調なんで、元気ないことはご了承願って話します」
と断る。・・・・・・ところが、質問に答えて話しているうちにだんだん調子出てきて、しまいには名調子になる(笑)。マンガ論、オタク論、日本文化論、世代論、都市論とトメドなくなり、俺には香具師の才能があるんではないか、と話しながら思う。質問もそれからそれで、1時間ほど、という最初の予定が伸びに伸びて2時間半。
それで時間食い過ぎてしまい、次の予定である快楽亭ブラック師匠のインタビュー(今度はこっちがする方)に向かうのがバカ遅れ。地下鉄銀座線で浅草に向かうが、45分遅れた。海拓舎の『B級学・都市編』の対談で、浅草について。浅草仲見世のキッチュな様相から入って、浅草パノラマ会場論。こっちのインタビュー技術拙劣なれど、ブラック師匠さすが咄家、ツボを押さえてくれていい対談に仕上がった。途中からK子、師匠の奥さんと息子も入ってきて、にぎやかになる。
11時ころ解散、帰って寝る。いや、一日に外出の用事が三件あるとせわしないことかな。