26日
月曜日
今夏映画日記2『ガッチャマン』
ある意味、かなり期待して観にいったのだが(笑)、残念ながらごくごく普通のダメ映画で、『デビルマン』みたいに伝説になるようなものでもなければ『8マン すべての寂しい夜のために』みたいにあの場に居合わせたことを自慢出来るというものでもない。
http://movie.maeda-y.com/movie/01777.htm 『「ガッチャマン」4点(100点満点中)』
↑ここで言われていたような、人類の滅亡を目の前にして剛力彩芽が延々と松坂桃李に迫っているみたいなブッ飛んだ展開を想像していたらそんなこともなく、普通に世界を守って戦っていた。この酷評は話題性狙った逆ステマじゃないのかと思えたほどである。
大体、われわれはすでに『CASSHERN』観てるしキムタクヤマトも観てるし、監督の庵野秀明氏が坊主になってあやまった『キューティーハニー』観てるし。みんなあの時そんなに怒ったか?(俺は怒ったぞ) なんで今回だけ怒るんだよ。そんなにガッチャマン好きか日本人って?
まあ、地球の半分が全滅した世界でブランドもの買いあさる剛力とか、世界を取り戻そうという趣旨で人々が集まるのが退廃的な仮面舞踏会であるとか、そのレベルのツッコミどころは満載な映画だったが、なんかダメ映画としても小粒で、逆九代目爺いみたいに
「『鉄人28号』はそれはひどうございました……」
と言いたくなるんだよね(笑)。
酷評されていた忍者隊スーツも、それほどでなく思えたが、それはベルク・カッツェのスーツと比べて、ということで、あれだけはひどいと呆れた(岸谷五郎の南部博士のことは言うな)。初音映莉子という人も、せっかく『終戦のエンペラー』に出て、次の仕事がこれってこともあるまいに。マネージャーを変えた方がいいのではないか。