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2013年6月17日投稿
つぶやき日記6月5日〜8日
6月
5日(水)成城位
成城学園のお坊ちゃま・お嬢様はやはり由緒正しい体位で。
朝7時目覚め。二度寝失敗、調子悪いまま9時45分朝食。オムライス。果物はリンゴ、アメリカンチェリー。自室に戻りまたベッドに横になって携帯で連絡など。体力テストだけは結果よし。入浴し、1時半家を出て新宿。珈琲西武三階にて入矢くん打ち合わせ。メルマガについて。
打ち合わせ最中に二本も原稿催促の電話。3時喫茶店出て、万世でパーコー。山下書店の棚を眺めてから帰宅。ひと休みしてから仕事。原稿チェック二件。その間に8時半から一時間、恒例の電話取材。最後に「深いですねえ」と言われる。さて、どこまで反映されるか。
その長電話の間に旧知のWさんから着信履歴あったのでバックコール。怪談イベントのコメンテーター依頼だった。千葉の流山市。総合プロデューサーの人が本多猪四郎監督の甥っ子(正確には大甥)だそうだ。正直、あまりギャラは期待できないのだが「いろいろ本多監督の思い出話とかあるらしいよ」と聞いて、それもギャラのうちと思い引き受け。
http://sankei.jp.msn.com/entertainments/news/130605/ent13060518350011-n1.htm 長門勇氏死去。81で老衰というのは早すぎないか。『三匹の侍』の「おえりゃせんのう」は流行語になった。ドラマ出演は現代劇・時代劇共に数多いが、その両方を見られたのがNHK少年ドラマシリーズ『夕ばえ作戦』(1974)。山田隆夫演じる主人公の父親と、彼がタイムスリップした江戸時代の代官の二役。とぼけた性格ながら、最後は幕府と風魔一族の間に立ち、詰め腹を切って幕府に風魔への寛大な処置を願う。まさに腹芸の極地という演技を見せてくれた。
ラスト、現代に戻った山田が、長門の顔をじっと見て「父ちゃん、長生きしろよ」と言って長門がお茶を吹く。あの時代の、どこにでもいる「頼りなげで実は頼れる」父親世代のイメージの代表、という感じだった。黙祷。
そのあとメルマガ原稿チェック仕事に戻り、何とか11時に完成させてメール。かなりバテて夜食作り。昨日の豚バラ茹でに今日は鶏レバも加えて。あとアサリ剥き身とカシューナッツ炒め、山ゴボウ漬物。マッコリサワーをぐびぐびやって何とか生き返る。DVD で『必殺仕掛人』、『人殺し人助け』。後の必殺でも怪演する津川雅彦初登場。甘いマスクとやることの非道ぶり、旗色が悪くなった時の情けなさのミスマッチ が最高。
6日(木)ゴルゴサーティーワン
甘口の殺し屋だな。
朝7時に目覚めるも、テンション上がらず。この数日、夜中にならないと元気でない。夜中に元気なだけマシか。9時半朝食、塩豚焼き、塩辛。果物はイヨカン、デラウェア。自室に戻り体力テストやったがダメ。かえってこれでくたびれて寝てしまう。なんなんだ。
3時近くまでダラダラ。それから起き出し、原稿用資料探すのにまた時間くう。ついこないだ使ったばかりなのに、どこにやったか記憶なし。これでついに見つからず、というようなことになればオレハマチガッテイタ、とだらけた生活を改めるきっかけにもなるのだろうが、なんとなく見つかってまたダラダラに逆戻り。
おまけに本日は6時から打ち合わせ、と思っていたが、時間確かめようとメール確認したら4時となっていてあせる。しかしこの時点ですでに4時40分、なん の連絡もないのはおかしいと思い、さらにその前のメールを確認したら、日を間違えていて明日だった。ここまでダメだと笑えてくる。
和風パスタ作って昼食というか夕食というか。今日の予定が明日にズレたということは明日の予定とカチ合う、ということで、明日行く予定だった天ポリの芝居、急遽本日行くことにする。ホント、夕方以降になると積極的になるな。
家を出て新宿ゴールデン街劇場。劇場の人が私見つけて声かけてくれる。11月の舞台、是非行きますと。舞台『女の幸せ』シリーズ、いかにも芝居のセリフら しい言い回し多々、その快感に酔う。演劇祭で観たのはナンセンスな笑いが勝ったものだったが、今回のはストーリィが勝っていた。
フヒトさん、やんさん、竜馬くんなどとざっと挨拶、帰宅。しばらく歩いてもなお、やんさんの声が響いていた。さすが役者。さて、ここらでやっとエンジンか かり、原稿にかかる。9時半から書きはじめて一心不乱、てっぺんギリギリまでかかって400字詰め換算12枚イッキ書き。送ってふうと息をつく。今日じゅうに送ると編集のTさんには言ったが、送ったのが11:58。なんとか約束は果たした。
12時過ぎ夜食。レタスと豚バラの簡便鍋。タレは腐乳醤油にシァンツァイ刻んだもの。それと田舎風煮付。マッコリサワー、青汁ハイ、黒ホッピー。DVDで『日本の戦後』など拾い見。東京裁判の広田弘毅役が河野秋武だったのに驚く。驚かなくてもいいが、こんなところに出てくるとは。
7日(金)みんちゅ党
民主党は児ポ法による萌え規正に断固反対いたします!
朝ダル昨日ほどでなし。たぶん気圧というか梅雨前線のせいとわかっているので、もう無理しないことにする。朝がダメでも夜仕事ができることは昨日証明でき たし、幸い朝定時に出社しないといけない稼業ではない(これは本当に有難い)。二度寝して9時半朝食。ハンバーグ、塩辛。キウイ、イヨカン。
体力テストダメダメ。これも想定内。鬱々な気分のまま2時ベローチェでE社打ち合わせ。事務手続きめんどくさい、とにかくめんどくさい。このめんどくささで首つっても不思議じゃないくらいめんどくさい。でもその感覚は他人に話してもわからない。ミミズが恐い人が恐くない人にいくら説明してもわからないのと同じ。
家で雑用。昼はランチパックのツナサンドを午後の紅茶で流し込んで済ませる。4時、中野駅で島さん、アールスタイル小野進也さんと待ち合わせ。中村千晃 ちゃんも一緒だった。元気そうで安心(一時体調不良説が流れていた)。後で奥村俊くんもくる。いずれも4月の舞台以来。喫茶ノーベルで打ち合わせ。
こちらは11月の舞台にまたアールの子たちを借りたいということ中心だが、アールの方にもひとつ企画があり、私に噛んで欲しいという。それは了承。小野さん若い頃と変わらぬバイタリティ、安岡力也とあわやタイマンになりかけた話、名優と言われているEの酒癖の悪い話などいい話(笑)いろいろ聞く。
金龍門に途中で移動、そこでもいろいろ。潮健児さんの晩年のマネージャーやっていたことを話したら小野さん、こっちを仲間と認めてくれたという感じ。途中 でこれもアールの若手のSくんという役者兼ミュージシャンくる。奥村くんとは全く違う、サブカル好きというヤツで、はっきり言ってクソナマイキ(笑)。
まだ21ということで、気負って自分を売り込んでくる。「唐沢さんって面白い人ですね、こんな短時間話しただけで好きになってしまいましたよ」などとい う。思わず「生意気な野郎だな、お前は」と笑ってしまう。笑ってしまってはこちらの負けである。小野さんも妙に彼を気にいっているらしい。
金龍門出て解散、のはずだったが私がアボットチョイスの看板指差して「あそこ、フィッシュ&チップスがおいしいんですよ」と話したら小野さん大変な反応示 し、結局そこにSも連れて入り、三人でまた飲む。まあ、いろいろ気に入ってくれたらしく、今度社長と会うところまで話がいった。打ち合わせの成果としては上々の部類。
10時過ぎ帰宅。酔いが中途半端だったので青汁ハイで調整。書き忘れていたが金龍門では腸詰め、大根餅、卵焼き、空芯菜炒めなど。〆はもちろんシャオヤンロウ。アボットチョイスではF&Cとハモン・セラーノ、ギネスとコネマラ一杯づつ。
8日(土)秘密探偵農協
元ネタ(望月三起也)知ってる人がどれだけいるか・・・・・・。
朝、寝汗リンリ。2日前あたりからやたら汗をかくようになった。寝床で昨日の件など入矢くんとメール。本日トンデモ本大賞。私は前月祭担当だったので今回 はただコメンテーターとして参加するだけ。とはいえメルマガのチラシを折込む関係上、折込み作業時間の11時には会場へいかないといけない。
しかもチラシを受け取るためにどこかで彼と落ち合わなければいけない。9時出だと間に合わないかな、と思っていたら、入矢くん、大賞の日を明日だとカン違いしていたという。あれあれ。とまれ、これで11時お台場という予定に従うこともなくなり、9時半までだらだら。
朝食はトーストにママレード、目玉焼き、ベーコン、コーンスープ。キウイ一個、グレープフルーツ半分。コーヒー二杯。ゆっくり入浴し、出かけたのがもう12時近く。1時半、お台場カルチャーカルチャーに到着。楽屋で会長や皆神さんに挨拶。文芸社Tさんに図版資料渡す。
楽屋でも雑談ばかり。飯塚昭三御夫妻いらっしゃった時だけちょっと緊張。奥様の手作り味噌と、楽屋への差し入れのカリントウいただく。カリントウ美味で楽屋の皆に大評判。「カリントウの語源って何かね?」などとワイワイ。
楽屋へ高須院長とサイバラ訪問。サイバラ、新橋でスマホでこの会場の情報を調べて満席とわかり引き返した人を見たとのこと。ギリギリまで当日券とか期待しているのだろう。
「いきなり(これまでの)600人入るところから120人のところにするってのは無理ない?」
と言われる。
会場を小さくするのには、私は反対だった。しかし、20周年を銀座ブロッサムでやって以降、会場スタッフたちへの負担が大きすぎるという声が出て、25周年まではロフトプラスワンやこのカルチャー・カルチャーのような、店員スタッフがいる小規模会場で行う、というのが基本路線になってしまった。結果、確かに楽にはなった(私も大いに楽ではある)。しかし地方のファンなどで、大規模開催を楽しみにしていたファンを切り捨てる結果になったのではないか、という部分、そして、何だかんだ言ってと学会の一年最大のイベントへの会員たちのモチベーションを削いでいるのではないか、という部分においてはかなり気がかりである。
そうこうしているうちに出番。会長、皆神さん、眠田さんなどと壇上に上がり候補作品にコメント。もっぱら笑いをとることに努める。今回はエクストラ発表も何か学術的なものが多くて真面目なイメージが強かったが、受賞作はお城の擬人化BLだった(笑)。
エクストラ発表のレベルもみな高くて素晴らしかったが、その分、原田さんの特別授業との差別化があまりなく、全体に流れがスムーズ過ぎて平板になってしまった感あり。まあ、その分二次会(当夜祭)がくだけていたようだが、私は飯塚さんたち送り出しのこともあり、本会のみで帰る。ゆりかもめ快適。
新宿までの車内、夏コミ用同人誌の資料にと映画『M』のDVD解説パンフ読む。ピーター・ローレは文房具マニアで、新しい紙ファイルを見ると買わずにいられなかったそうな。新宿到着。小田急で買い物して帰宅。体調悪くなし。試みにテストしてみるが3日ぶりくらいに高成績。
この勢いでまた新宿に出て天ポリの二つめの芝居(二本立てを交互上演)観るか、と思っていたら週刊新潮から電話。『ワンピース』について語れと注文。それからマンガのニーズの変化、というようなこと中心に一時間ほど語る。語り終わって気がついたら、もう芝居に間に合わない時間になってしまっていた。
仕方なくそこから夕食。銀ダラ湯豆腐、新ラッキョウ、納豆揚げ。マッコリサワー、青汁ハイ、黒ホッピーそれぞれ二杯ずつ。今日会場で小堤さんから受け取った公演DVDをチェックしつつ。