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2013年5月9日投稿

つぶやき日記5月5日〜8日

5月
5日(日)バルバルッ! 来たぜ函館〜

バオー、函館を来訪。

朝6時、起き出してアンドナウの会の原稿。梶田興治監督インタビュー集・2のあとがき。1で監督の人となりを書いたので、今回は怪獣ドラマ論、特撮論。いささか大上段に振りかぶり過ぎた感はあれど、一気に書き上げてちょいとした達成感。

書き上げて二度寝、9時再起床、朝食。日曜は報ステSunday見るために起床遅らせた方がいいかも。サンデーモーニングやサンデージャポンは左寄り過ぎたり、タレントばかりで見る気にならない。

健康チェック後入浴、サプリとって連絡あちこち。11月公演のシノプシス原型書いて、制作に送って意見聞く。昨日、読売テレビの控え室の鍵をうっかりポケットに入れたまま東京に帰ってきてしまったのでそれを送りかえすべく荷造り。

段ボール封筒にそのまま入れるのも何だし、と思って、仕事机の端の書類の山に埋もれていた古い銀行の札入れ用封筒をとってその中に入れようとしたら、中に一万円札が入っていた!

・・・・・・鍵を持ってきてしまったのは局に迷惑かけるチョンボだと思って落ち込んでいたが、これがなければ気がつかないまま捨ててしまっていたかも知れない。怪我の巧妙。ともあれ、無事月曜朝着で郵送、ホッと。

ベッドに寝転がって読書、追悼で佐野洋の短編集。記述が理論的であろうとするあまり、登場人物の思考や会話が日本人とは思えなくなっているが、これが佐野洋の味であり昭和のミステリの味。二編ほど読んで、あとは資料用読書でキリスト教関係のもの。こちらも面白い。

昼は鍋の最後の残りの鶏手羽を味付けて煮込み、ご飯にかけて手羽丼。煮こごりまですっかり味わうと、食材を完全消費した、という気分になってちょっと自慢したくなる。少し休んでからバスで新宿に出る。京王から小田急ハルクに回り、スポーツファッションの店で春コート買おうとするが、気に入った色のコートの、私にあったサイズのものが売り切れ。残念がっていたら、「テレビ出ている人ですよね?」と、声をかけてきた店員さんがいて、在庫を問い合わせてくれた。

結局、神戸だかどこだかの支店にあるのを取り寄せてくれることになった。別にテレビ出ているからサービスしてくれたわけではないだろうが、まあ手に入ることになってよかった。

明治屋に最後に寄って帰宅。連絡事項と日記つけ(原稿送ったTくん、Iくん共に褒めてくれた)。『ダーウィンが来た』『八重の桜』『NHKスペシャル新歌舞伎座』ま で流し見、次の松井長島国民栄誉賞番組途中で切り上げて夜食と酒。DVD『日本の戦後』最終回『オペラハウスの日章旗』。このシリーズについてはまとめて批評す る予定。

http://zinger-hole.net/entry/1030/ 世界初!日本がプルトニウムなど核廃棄物を消滅させる陽電子砲を完成。核のゴミを地中に埋める期間を10万年から一気に数百年まで短くしようというもの。まだ実用まで先は長いと思うが今の安倍政権で何とか道筋をつけて欲しい。原子力発電に関しては再稼働どころか研究することすらまかりならん、という言説を見るにつけ、憲法とシンクロ。思考を停止させよという理論は人間の言ではない。

食べたもの。朝:カツめし。果物(イチゴ、ゴールデンキウイ)。昼:手羽丼。夜:牛肉焼き、まぐろの寿司、茹でタケノコ刺身、新ラッキョウ。マッコリサワー、黒ホッピー。

6日(月)♪成田〜屋、成田〜
♪ドンナ酒場デ、カラム〜。

今朝の夢。戦争中の某空軍基地。私はパイロットであるが、飛行訓練はさせて貰えず、リンゴを剥かされてばかりいる。変わった形のリンゴで、芯の部分が上にとんがって瓶のような形をしている。基地内に生えている木になるのだが、味はひどく酸っぱい。こんな訓練もしない怠惰な部隊で米軍が攻めてきたらどうするんだ、と思っているが、リンゴを剥いて食べるだけで日々は過ぎていく。

そしてある日ついに米軍来襲、私は零戦に乗って迎え撃つ。戦いが長時間にわたり、敵機のパイロットが疲れはじめてもわが軍はリンゴのビタミンCのおかげで体力を消耗することなく戦い続けられ、そうかこの為にリンゴを食べさせられていたんだと、部隊の指揮感に感謝する。戦時中だからか、その感謝の言葉が
「嗚呼いまぞ知る軍の深謀、われにビタミンCを与えてよくこの戦闘に耐えしめる。知なり明なり」
というような大げさなものである。

夢のことなので理屈にならず、私はパイロットなのに女性で、しかも女医だったりするのだが、話がめんどくさくなるのでそこはカットでまとめてみたが、ひょっとして女医だからビタミンの効能に気づいて感動するのか?

海老蔵、長男は「勧玄」と命名というニュースをmixiで読む。仮にも歌舞伎役者の子である。勧進帳の勧と玄冶店の玄だろ、と普通思うと思うが、記事中にも指摘がないし、コメント欄にもそう推理しているのがひとつもなくて「変な名前」と嘲笑っているだけ。歌舞伎の教養としての浸透度の低下がわかる。・・・・・・まあ、確かに変な名前ではあるけれど(笑)。

朝9時半に母の室で食事。昨日ここで話した共通の知人がそう言えばマイミクを去っていた。最近はほとんど足跡もつけていなかったから、あの日記を読んで、 ではないと思うが。・・・・・・マイミクは減ったがFacebookの友達は増える。音信不通だった中村千晃ちゃんから友達申請承認がきた。

4月公演で負傷者2人の代役をつとめて女を上げた彼女であるが、その後一時連絡とれなくなり、同じ事務所の子に聞いたら「体調崩して実家に帰ってるらしい」とのことだった。やはり大任へのプレッシャーが強すぎたか、と心配していたらFacebookで

「体調? 崩してませんよ〜、元気です!」
と。ヨカッタ!

しかし、だったら体調崩してた噂はなんだったんだのか? 近しいところからであっても、噂ってのはアテにならない。

こっちの体調の方が問題で体力チェックダメ。疲れるばかり。ベッドでごろごろ。読書のみ進む。携帯、及びメールで連絡いろいろ来る。TBS、読売テレビ、新潮社。もう世間は連休明けているよう。遅く入浴、雑用多々。

明日の打ち合わせスケジュールだけ決めてまた寝てしまう(雷が鳴ったらしいから気圧のせいかも)。外出は8時過ぎに買い物に出かけただけ。まあ正しい休日の過ごし方かも。夕食作って食い、DVDで必殺仕掛人『秋風二人旅』。ゲストが天地茂、小林昭二、原健策、監督三隅研次という、役者よし演出よしの一篇だが、どこか一本、ピシッとしていない感じ。

見終わってニュースウォッチ9後半分見て、そのまま『プロフェッショナル』の桜ドクターの回を見てちょっと泣く。その後も酒。グダグダとなり就寝。

食べたもの。朝:シャケ漬け焼き、エノキ味噌汁、果物(イチゴ、ゴールデンキウイ)。昼:日伊折衷パスタ(かつぶしとパルミジャーノ)。夜:ラムともやし蒸し、ホタルイカ、新ラッキョウ。酢ダコ。赤飯。マッコリサワー、青汁ハイ、黒ホッピー。

7日(火)人造人間キアイダー
あの歳であのテンションはロボットに違いない。

今朝の夢。祖父の遺品にあった一枚の写真にあった港の風景を訪ねて台湾に行く。そこにはかの地の古い風習とて、バスケットのような形の小舟を浮かばせて、男女が人に邪魔されずにデートする光景が写っていた。

私は台湾に行ったことがない(実際には一度あるが)のに、その光景に覚えがある。その謎を追って台湾に行き、港の、洋風のいい感じのホテルに泊まり、窓から港を見てみると、桟橋に様々に意匠をこらしたデート舟が繋がれている風景が目に入る。

その中に私は緑の木の葉を屋根に葺いた、しゃれた一艘を見る。その途端、私の頭の中に、幼い頃、祖父とその小舟に乗った記憶が甦る。確かに私はその舟に乗った。祖父ともうひとり、美しい女性と。

祖父には台湾に愛する人がいた。そして私が生まれた時、こっそりと台湾に私を連れてきて、あのボートに一緒に乗って、私を彼女に見せたのだ。その時の、無意識の記憶が、ボートを見て甦ったのだ。

私は急いでホテルを出て港に急ぐひょっとして、その女性こそ私の実の祖母なのではあるまいか。舟の持ち主に聞けば・・・・・・。だが、桟橋に着くとすでにその小舟は海に出て行ったところだった。昨日亡くなった、さる貴婦人の遺体を乗せて、帰らぬ船旅に。・・・・・・私はその舟影を見送りながら、『うつろ舟』みたいな話だな、帰ったら皆神龍太郎さんに話さなくては、と思う。

朝5時ころ目が覚めて日記つけなど。二度寝して9時半起床(上記の夢はその時見たもの)。母の室で食事。自分の部屋に戻って打ち合わせの資料作り。

みんなの党・山内康一氏のブログ。http://yamauchi-koichi.cocolog-nifty.com/blog/2013/05/post-ea73.html 
「元寇は中国とは言えないと思いますので、中国が日本に攻め込んだことはありません」
すばらしい。そのデンで行くと「大日本帝国は日本とは言えないと思いますので、日本が他国を侵略したことはありません」となる(笑)。民主党や民社党に比べて、まだみんなの党はマシかと思っていたが・・・・・・。

資料、案外時間食って入浴し損ねる。ヒゲ面のまま新宿。珈琲西武三階で入矢くん。11月公演の件、メルマガの件。公演はともかくスタッフ・キャストを早めに押えること、と指示する。

昼食はそこでカレーを食ってすます。入矢くんにも勧めようと思ったが、そうだ、彼は人前では滅多にものを食べないのだった、別れて銀行のATM、連休明けで並んでいるかと思っていたら、運良く空いているところに飛び込めた(私のあとにはすぐまた行列)。各所に振り込み。入矢くんにも最後に請求書来た稽古場代渡したし、これで4月公演の支払関係はオール終了・・・・・・と思ってたらまだDVD撮影とスチール撮影代がありました。

ヘテから(ひょっこりひょうたん島のドン・ガバチョの決まり文句。“それから”の意味。“経てから”か?)タクシーで新宿一丁目の文芸社。編集Tさんに図版資料渡してちょっと打ち合わせ。間に合わないかと思って書いてなかった分の原稿、やはり欲しいと言われる。次の本の話も少し。30分ほどいて出、東口に戻り、小田急ハルクに、取り寄せていた春コート受け取りに。突風に近い凄い風で、タクシーのドアが閉まらないほど。

春コート、赤みがかったちょっと派手かなと思える色だが同じデザインではこれが一番人気で、入荷分ほとんどハケてしまい、いま在庫が全国に二着しかないとのこと(私が買ったのであと一着)。店員さん、次いつテレビ出るんですかと聞いてくる。誰かに似ていると思っていたら、昨日NHKの日本の話芸で見た古今亭志ん輔にそっくり。

そこから小田急地下に行って(買ってすぐのコート着用)、朝食用の果物買い、時間見たら4時半。一週間あいだが空いた電話取材が今朝の電話で5時予定なので急いで帰宅。なんとか着替えやトイレ等済ませたところで電話。お題は「女性手帳」。大ネタは用意していたが、それより最後にほぼアドリブで出したネタの方がウケた。

まあ、「今回、着地が難しいネタだと思っていたんですが、流石唐沢さんにかかると」となどとお世辞(だろう)言われて気分よし。ただ、毎回そうだが一時間の電話で、7〜8枚くらいの原稿書いたのと同等にくたびれる。ベッドに寝転がってmixiとかしているうちに眠ってしまう。

7時目が覚めて、遅まきながらと体力チェック、全然ダメ。この時間になってやっと入浴、また横になって読書とか。9時ころ食事。鶏レバーソテー、釜あげ桜エビおろしポン酢、塩トマト、白焼きあなご寿司。マッコリサワー、青汁ハイ。

DVDで『人間は何を食べてきたか』の、『サンゴ礁の海人ムトゥ』。太平洋マンドゥック島の住民。魚類、カメ、ジュゴンなどの漁業資源は豊富(島の人々が食べて行くには)だが小さい島には農地もなく、野菜類は物々交換で手に入れるイモだけのようだ(パイナップルもあったか)。

川島四郎先生の本で繰り返し「人間はすべからく青物(葉緑素)を取るべし」とスリ込まれているのだが、彼らは何でそれを取っているのか。カメ料理のシーンで味付けに木の葉を入れていたが、あれか?

8日(水)ノスフェラトウ浜村淳です
不死者のごとく続いている。

「夢は五臓の疲れ」というが、最近、朝に変な夢多し。今朝の夢は、凄まじく巨大で豪華な劇場を満員にして北島三郎のショーが行われているというもので、私はその裏方である。北島先生がこのショーのラストに歌う歌は芝居仕立ての壮大なもので、そのラストで先生演ずる遠山の金さんだか銭形平次だかが屋台のそばを食う。これがこの興業のスポンサーのインスタントラーメンである。

で、北島先生が「おや、そばかと思ったら○○ラーメンかい?」というと観客(貴賓席にいるスポンサー社長も)どっと笑う。私はその歌が終わりに近づいたら、楽屋裏でそのラーメンを作り、袖で屋台の親父役の北島先生の弟子にそれを渡すのが役割。

ところが、今日はもうひとつ、ルナの連中と飲む夢を見ていて、そっちの夢に時間を取られ(ここがユニークである)、遅れて小屋入りしたのでラーメンのプリセットを確認する時間がなく、歌がすでに終盤に入っているのにそれが見つからず、大あせりする。

やっと見つけて調理しようとするが、調理場は舞台の反対側にあり、いつもはセットの裏を通って行くのだが、今日は遅れたためにそのセットがすでに除去されて、ダンスが始まってしまっている。仕方なく、競り上がりの舞台の上をつたったりして、何とか反対側に行く。

とにかく広い舞台で、大舞台の脇に小舞台が三つくらいあり、そこにエキストラでラーメン会社の社員がスーツの上に着物を着て立っているので、私は彼に、何 とか北島先生にラーメンがあったと伝えろ、という。舞台の床にはそのインスタントラーメンのデザインがぎっしり描かれている。

私はその床を見ながら、なるほど、これだけ力があるスポンサーなら北島三郎もゴマをするを得ないか、とちょっと感心する。やっと舞台の反対側にたどり着くが、調理場は舞台の裏側にあり、今回のショーの関係者用の居酒屋みたいになっていて、ゲストの小林幸子はじめ、みんなそこで飲んで食っている。

カウンターの親父にラーメンを作らせてくださいと頼むと、ガス台をひとつ貸してくれるが、ラーメンを茹でようとすると、脇にいた小林幸子が、「北島先生は実はラーメンが食べられないの」と言って、自分でキャベツを細く刻んで、麺っぽくしたものを作っててくれる。

私は彼女の親切に感謝するが、ならばわざわざ苦労してインスタントラーメンをさがすことはなかったじゃないか、とちょっと思う。

朝5時目覚めてメール、日記つけなど7時半まで。二度寝して9時半起床。母の室で朝食。自室帰りしばらく読書等ごろごろしながら。5月後半の予定いろいろ入ってきて、カチ合うものも多し。

ハリーハウゼン追悼文をオモテ日記とFacebookにアップ。ハリーハウゼンという名前の神的カッコよさは実相寺昭雄に匹敵すると思う。

参院予算委で川口順子環境委員長解任問題とか。さんざこないだの代表質問で、「靖国参拝で中国を刺激するな」と言っていた民主党が、手のひらを返して中国要人との会談をスッポかしても帰ってこいと。あきれて物が言えない。

ところで、この川口氏が会ったという楊潔×(ケッチ)という人物の名前が読みにくい漢字だと思っていたら、意外なところに落とし穴で、順子はヨリ子と読むのですね。

昼はコムタンクッパ。食って5時まで雑用、半に家を出る。新宿で携帯に電話、読売テレビKさん(まだ若いお嬢さんなのに電話で聞くと50代の大阪のオカンとしか思えない)。18日にまた『クギズケ!』収録の依頼。軽く引き受けてしまったが、実はこれであとでスケジュール調整がエラいことになる。ともあれ、山手線で日暮里へ。サニーホールで立川流落語会、立川談修真打披露口上。

ほぼ満席、あまり目立たないよう後ろの席に。私より後ろにQPさんの姿あり。相変わらずマメな人である。幸之進『牛ほめ』談奈『湯屋番』志遊『転失気』左談次『弥次郎』でお仲入り、披露口上。談之助、ノドをやったと言って、フリップを使い口上を述べる。シャレかと思ったらマジらしい。後半、ぜん馬『孝行糖』談之助『4分33秒』そして談修の『猫の災難』。談修、折目正しく酔っ払いを演じて流石なもの。談之助の『4分33秒』は、ジョン・ケージ原作(笑)という、サイレント落語。4分33秒の間、“声を出さずに”落語をやる。家でも筆談というくらい喉が痛むそうで、苦肉の策だろうがここでこういう実験落語をやってしまうのは転んでもタダでは起きないこの男らしい。ちなみに、サイレントで演じたのは『らくだ』。

終わって楽屋に挨拶に行き、談修師匠に御祝儀。そこで帰るつもりでいたら、さだやん師匠から打ち上げ誘われていつもの『酔の助』。忙しいのか、ファーストドリンク出るまで15分かかった。さだやん、談奈、談修といろいろ落語ばなしさせて貰う。調子に乗ってべらべらしゃべっていたら12時過ぎ。急いで帰宅。

食べたもの。朝:納豆飯、漬けもの、果物(イチゴ、冷凍パイン)。昼:コムタンクッパ。夜:酔の助でマグロ中落ち、ちくわ天ぷら、エイヒレ、握り飯など。ビール、焼酎水割り。『酔の助』久しぶり。相変わらず接客態度悪し(笑)。

Copyright 2006 Shunichi Karasawa