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2013年4月16日投稿

『祟りたいほど愛してる!』公演終了御礼

唐沢俊一プロデュース公演vol.4『祟りたいほど愛してる!」
全ステージ終了いたしました。
ありがとうございました。

出演者2人の負傷というアクシデントを乗り越えて、千秋楽を
迎えられたこと、これもひとえに皆様のあたたかいはげましの
おかげだと、役者・スタッフ一同、心より感謝しております。

負傷した2人の女優のくやしさも、代演に立った役者の苦しさも、
座組全体の混乱も、それを乗り越えた団結も、高揚も、頑張りも、
周囲の心配も、賞賛も、お叱りも、はげましも、心無い揶揄も、
終演後の疲労も、喜びも、虚脱感も、達成感も、涙も、笑いも、
すべてを呑み込んで、舞台は続いていきます。

主要キャスト休演という事態の中で1ステージも欠かさず公演を
やり遂げたのは『楽園』公演史上われわれが初めてだそうです。

また、大扉を滑車を使って開け閉めする演出を舞台監督の入倉
さんが工夫しましたが、これも『楽園』史上初の試みだとか。

演技監修の大塚周夫さんはじめ、辻真先さん、飯塚昭三さん、
熊倉一雄さん、掛札昌裕さんなど、多くの方からもはげましを
いただきました。

実は今回の台本はかなり周到に伏線を張り巡らせました。
辻真先先生から、観劇後、ラストシーンのオチに、
「あの着地点は読めなかった!」
とおっしゃっていただきました。……本格ミステリ作家協会会長に
そう言わしめれば本望と言えるでしょう。それだけに、その
伏線を、キャスト変更時にひとつもムダにせず収拾しきったのは、
秘かな自慢でもあります。

当日パンフにも書きましたが、この話(少女に将門の霊が降りる)
は『仮面ライダー』の平山亨プロデューサーの実体験が元になって
います。そう書いてからハッと気がつきましたが、役者の骨折に
よるキャスト変更というのは、まさに平山先生が『仮面ライダー』
で体験されたこと(藤岡弘。から佐々木剛へのキャスト変更)の
後追い現象ではないですか。今回の舞台のテーマのひとつが
「縁(えにし)」なのですが、まさにそれを実感したことでした。

製作進行の入矢くん、受付事務の吉田さん、ネット予約関係及び
美術の手山さん、はじめ、多くの優秀なスタッフにも恵まれ、
前回までの公演に比べて私の負担は格段に減少しました。
それだから、急場のアクシデントにも対応できたのだと思います。

事故は大きな衝撃でした。しかし、そこから得られたものも
本当に大きかったと思います。

この経験を次回に活かして、これからも舞台公演はライフワーク
として続けていきたいと思っています。よろしくお願い申し上げます!

                       唐沢俊一

『祟りたいほど愛してる!』

企画・作・演出 唐沢俊一

演出補 島敏光

演技監修 大塚周夫

出演 中澤隆範(劇団ヨロタミ)
   大橋健一
   藤田昌代(メディアフォース)
   中野将樹
   助川玲
   ☆
   長橋有沙(アールスタイル)
   奥村俊(アールスタイル)
   中村千晃(アールスタイル)
   ☆
   星野有里(武オフィス)
   五十嵐浩子(AIR AGENCY)

舞台監督 入倉津

振付 那須美恵子

音楽 藪中博章

音響 三宅弘泰

照明 吉田衣里 森友里恵 小沼栞

舞台事務 吉田奈穂 小野真希子

製作進行 入矢ひさし

特殊美術 相蘇敬介(リンクファクトリー)

スチール 長谷川智紀

ビデオ制作 小堤正人

宣伝告知 手山晃一郎(マドデザイン)

イラスト 時名きうい

制作 DREAM VOICE

協力 青二プロダクション アールスタイル メディアフォース 劇団ヨロタミ 武オフィス AIR AGENCY 藤原啓治 リンクファクトリー マドデザイン 本多劇場

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