ニュース

新刊情報、イベント情報、その他お知らせ。

イベント

2013年3月14日投稿

つぶやき日記3月9日〜12日

3月
9日(土)ヘブライ・ジャパン

日ユ同祖論。

朝6時ころ、目がさめるほどの鼻水とくしゃみ。うわ、花粉症キタ、とあわてて、止めていた加湿器をかけてみたらぴたりと止まる。湿度というのは偉大である。

そのときまでみていた夢。東大の解体が決まり、頭のよさそうな若者たちが嘆いている。ニュースでは教育予算削減のためと報じているが、たぶん東大出の犯罪者が増えたからなのではないか、という情報を持ってきた役者がいて、そうかぁ、とみんな納得する。

花粉、今日の飛散量ハンパないようす。に、してはくしゃみくらいで、あまり他の症状無し。手首の痛み治ったと思ったら鼻が腫れ、それも治ったと思ったら腰をやり、これが軽減したと喜んだら足首を痛め、なんとか快癒した只今、花粉症らしきクシャミ鼻水。一病息災と思えばいいか・・・・・・。

夕刻、やや花粉も収まった様子なので、高円寺方面へ散歩。暖くなったので久しぶりの再開。と言っても往復それぞれ20分程度の軽いもの。この距離だと、産地直送センターがちょうどいい場所にあって、そこを 目当てに歩き、野菜やキノコ類を買って帰る、というのが定番だったのだが、今日行ってみたらきれいさっぱり無くなって空きフロアーになっていた。諸行無常。

そこはまだ、惜しいな、くらいで済んだが、帰宅してみるとオノから札幌の地下鉄大通り駅直結の書店、リーブルなにわが閉店するとの情報。これはちとショックだ。あそこの店が無ければ、いまの私はなかった。ヤマト再放送運動、初めての同人誌発行、上映会、ファンクラブの運営・・・・・・。いや、それより何より、当時のH店長のセンスにより、店の奥に並べられた幻想文学やSFの棚の充実していたこと。あれでどれだけ自分の読書志向が作られたかわからない。

あそこで私は早川や創元の文庫を揃え、国書刊行会になじみになり、月刊ペン社や青土社を知った。Hさんが去ったあとの棚揃えは見る影もなくなったとはいえ、あそこの二階(と、われわれは言っていたが実は地下一階)の掲示板、そして通路でのたむろと雑談。あそこで私が“作られた”ことは間違いない。店の前の日の出そばの味も含めて、あそこが私の青春の場所だった。

それにしても、あそこの店は一時、大型書店が次々に出店していた札幌において、トップクラスの売上げを誇っていた店であったはず。本が売れなくなった時代の、ひとつの象徴か。
メガロ、アチャ、ゲキド、お恭、まもる、ジニー、メイ、アスター、ミーア・・・・・・(いずれも当時のメンバーの同人誌ペンネーム)。みんなリーブルの廊下で10代の一時期を過ごした仲間。時折本名で検索してみたりするが、ヒットする者はほとんどいない。どうしているだろうか。

NHK総合『のんびりゆったり路線バスの旅』、仮面ライダー龍騎の須賀貴匡の温泉入浴シーンたっぷり。エンディングロールを見たら女性ディレクター。番組の私物化だろうか(笑)。途中、幼稚園で龍騎の頃は生まれてもいなかった園児たちに「イケメン」「イケメン、こっち来て」「イケメン、縄跳び見て」と軽く呼びかけられて微妙な表情 になっていたww

入浴シーン、地元のおじさんたちの股間はボカシ入り(笑)。須賀貴匡だけは「撮影のため」との註釈テロップつきでタオル着用。差別だ!www


食べたもの。朝:私のリクエストでカキのグラタン。パン、ミルクティー。果物(リンゴ、イヨカン)。昼:しらすご飯。シジミ味噌汁。夜:くーぷいりちー、ホタルイカ、明太奴。マッコリサワー、黒ホッピー。


10日(日)からくれないに水Googleとは

「ご隠居さん、この“とは”ってのは何なんです」「それくらいは自分でググれカス」

本日は東京大空襲の日。昨日の読売新聞『編集手帳』より『霊能者という人に』 唐鎌史行(『五行歌秀歌集2』より)

「本当に霊が見えるなら/東京なんて/一歩も歩けないと/東京大空襲の生き残りの父」

デバンキング歌としても読める。

公演の準備も胸突き八丁だが、4月の半ばからはネットでの連載仕事も始まる。こっちの準備もしないといけない。今年度の主要な仕事である。クライアントさんは私の名前は宣伝用に考えて、「お忙しいようだから無理をなさらないで」と言ってくれているらしいが、しかしそれで手取りが減るのもイヤだ(笑)。

明日で東日本大震災から二年目。テレビをつければ、チャンネルをひねればその報道・検証番組で、見ていると心が重く暗く沈んでいく。かつて山本夏彦はR・カーソン『沈黙の春』に対し、「一言いえばわかることをしつっこく繰り返すので、しまいに反発したくなる」と評した。その意味からすると、この数日の大震災・原発事故報道も似たような効果を生まないか、心配になる。

サンデースクランブルで黒鉄ヒロシがいいこと言っていた。

「震災復興にリーダーシップが必要というけど、リーダーシップというのはもともと軍事用語なんです。 あのとき、日本は後藤新平に独裁権を渡し、全てをまかせた。だから復興がはやかった」
・・・・・・実際の軍事である沖縄防衛にまでグジグジと文句つける今 の日本じゃ。

窓から差し込む陽光が何かおかしい。1時台だというのに夕陽のように日光が黄色く、霞んでいる。これは黄砂だろうか。とてもこの中を散歩する気にはなれない。あとからニュース見たら黄砂ではないということだったが。

こないだの和洋中折衷パスタが案外よく出来たので、昼食はそれを炒飯に応用。サラダ油で冷や飯、ネギ、刻んだザーサイを炒め、昼飯なので簡略化してニンニクとショウガはチューブのを。塩胡椒と醤油で味付け、卵をからめる。皿に盛り、バタ一片、小ネギ、かつぶし、パルミジャーノ・レジャーノ。うん、ますます国籍不明でよし。

某所でまたひと悶着あり、あれにも困ったもんだ、といろいろとメールで伝える。大きくは憲法、小さくは仲間内のとりきめ、それを守るのは当然のことながら「守った方がみんなのためになる」からであるが、そのうち、それを遵守することでどんなに不都合が出てきても、あるいは仲間内の人間関係が悪くなっても、「とにかく規則は守らざるべからず」というガチガチの考えに凝り固まる人間が出てくるもの。

それと似てるような、似てないようなニュース「バラク・オバマ、『スター・ウォーズ』と『スター・トレック』の用語を間違えて、SFファンたちから文句」というニュース
http://eiga.com/news/20130310/5/ 前谷惟光じゃないが「これだからオタクは嫌いだよ」(笑)。同じ奴が今度監督するそうだから、いいじゃん。

6時、家を出てまた築地本願寺。ブディストホールに向う。本願寺脇の蕎麦屋の『更生庵』という蕎麦屋の店名が気になる。少年院あがりの矢吹丈みたいな店員がいそうだ。

ブディストホール、『見上げてごらん』二回目鑑賞。同じ芝居でも、キャストが変わるとだいぶ違いがある。甲乙をつける立場にはないが、4月の公演に使いたいキャスト、男優は前回に、女優は今回に集中。特にある役の女優さん、やっとそれにピッタリな人が見つかって、ふむふむ、と、ちょっと興奮した。

それにしても、若さに嫉妬心はわかないものの、いいなと思ったのは、終演後、楽屋口から、男性陣の「オーッ!」という歓声と、女優陣の「ウワーッ」という嗚咽が一度に漏れ聞こえてきたとき。初舞台を無事終えたあとのこの心の高揚は、生涯二度と味わえない。

終って、小野進也さんに話し、男女それぞれ二人づつ取ってほしいというので、名前をあげて、紹介してもらう。一番のお目当ての女優さんが、
「ぜひやりたいです!」
と言ってくれた
のに、心の中で「ヤッタ!」と叫ぶ。

それにしても、小野さんも、アールスタイルのみなさんも、私の顔をテレビで見知っていてくれたので、話が非常に早かった。役者たちも、「テレビに出ている」という一事で私に対して最敬礼。かなりこそばゆい。テレビブンカジンなどという俗な肩書きで日銭を稼いでいることに、物書きとして忸怩たる思いがないわけではなかったが、こういう時には極めて便利(笑)。で、あれば、好きなことをやるときにはその地位をどんどん利用すべし、であろう。

新宿で買い物しよう、と思ったがタッチの差でどこのデパートも閉店。仕方なく新中野で買って、家で一休み、WBCが気になるので途中からテレビつけたら何と侍ジャパン大量リード、しばらく見るがここまでリード奪うとかえってもう面白くなし。酒にしながら、DVDで『必殺仕掛人』見る。

第8話『過去に追われる仕掛人』
悪役が戸浦六宏だが、このあいだの三國・西沢コンビと同じく、部下に鈴木金哉が出ているのが嬉しい。鈴木金哉と言えば『仮面の忍者・赤影』の卍党、猩々左近こと針紋鬼である。かてて加えてスペシャル・ゲスト・スターが孝彦時代の東野英心。今の時代劇なら演出や撮影のテクニックはいくらも凝れるだろうが、この出演陣の層の厚さだけは真似できない。

「昔はよかった」という老人の繰り言ではない。思えばこの『必殺』シリーズが放映を開始したのが1972年。かの悪名高い五社協定(邦画5社が互いに自分のところの専属俳優の貸し借りを禁止する協定)が音頭を取った永田雅一の経営する大映の倒産により実質上消滅したのが前年の71年である。協定には専属俳優のテレビ出演の制限も課せられていたために、この消滅により、それまで映画のワクの中に閉じこめられていた俳優たちが一斉にテレビの世界に解き放たれ、さらに、協定時代にテレビドラマを支えていた新劇の俳優たちもテレビに残り、極めてバラエティ豊かなキャスティングが可能になったわけである。松竹制作であるこの作品に、東映京都の専属であった鈴木金哉が出演しているというのは、ひとつの事件であるわけだ。

それにしても、このテレビ版を最初に見てから原作を読んだので、当時は緒形拳演ずる梅安の軽みと原作の梅安のイメージの違いに戸惑ったが、何十年ぶりかに見ると、その間に原作を三、四回は繰り返し読んでるので、緒形梅安の原作とのギャップに戸惑う。まあ、どっちも好きだからいいんだけど。

食べたもの。朝:シャケ漬け焼き、サヤエンドウお浸し、味噌汁、果物(伊予柑、リンゴ)。昼:和洋折衷炒飯。夜:ミニステーキ、塩トマト、フキノトウと揚げ玉の奴、ゴボウのごまマヨネーズよごし。マッコリサワー、黒ホッピー。

11日(月)ふぁしすとぜねこ
占いであなたがファシストかどうかすぐわかる!

『必殺仕掛人』見たので仕掛人の夢を見る(単純すぎ)。きちんと計画を立ててやる本筋の仕掛の他に簡易版の仕掛があり、安い値段で個室に引き込み、あっさり殺す。エコノミークラスの仕掛だが、評判がよく次から次へと大繁盛。

あの震災から2年。この日そのものに特別な感慨はなし。あれからずっと、喉元に魚の骨がささったような気持ちが続いている。2年前のあの時、私はテレビで国会中継を流しながら原稿を書いていた。最初のひと揺れのあと、天井を呆然と見ていた菅直人の表情は忘れられない。

納谷悟朗さん5日に死去。覚悟していたとはいえ、ショック。これでモンティ・パイソンのオリジナルメンバーは飯塚昭三、古川登志夫のお二人だけになってしまった。詳しくは訃報日記で書くが、最初にその名前を覚えたのはどの作品だったろう。『宇宙少年ソラン』(1965)では立花博士役でまだ印象に残らず、翌66年の『遊星仮面』のホイヘンス総統で憶えたのだったか。声がいいことは当然として、芝居がうまいんだなあ、と感心したのは人形劇『ネコジャラ市の11人』(1970)のヤマチュウ親分、ことに悪役から善人役へとチェンジしてからだった。

納谷さんの死去は放射能のせいだ! と騒ぐ奴らは出てこないのか。まあ、少なくとも代表作のひとつはそうなんだが。

体調いまひとつ。寒暖の差が激しい(=気圧が乱れている)せいか。4時過ぎてから、まだ昼飯も食ってないことを思い出し、新宿へ。何か食べようと思ったがこれといったものなく、小田急ハルクでネギトロ巻き買って、帰宅してから食う。

mixiのメッセージ機能がまたもや改悪。どうしてどうして、こうもmixiはいらん改悪ばかりするのか。不思議で仕方ない。

アールスタイルから連絡、さらにアートギャラリー(藤原啓治さんの事務所)からも一人、参加が決まる。キャストが足りない足りないと言っていたら、いきなり過剰気味に出演者が決まり、台本を大幅改定して新しいキャラを書き足す必要が。

食べたもの。朝:ヨーグルト漬け豚肉焼き、ポテトサラダ。果物(リンゴ、イヨカン)。昼:ネギトロ巻。夜:豚肉とハマグリ鍋、フキノトウ豆腐、明太ポテト。マッコリサワー、黒ホッピー。緑茶ハイ。

12日(火)ケアレス、なぜなくの
当落上の1点だったから泣くんだよ

http://kaigainohannoublog.blog55.fc2.com/blog-entry-742.html 「日本人に称賛を」被災地の現在の様子に外国人が感銘 
「ヒロシマなんかデトロイトよりも発展してるんだぜ」
という発言に苦笑。

以前の仕事で、ギャラがまだ払い込まれていないもの一件あり、当該の会社にメール。
「ギャラ、もう振り込んでくれましたか?」
と訊くのは、正当な行為とはいえ、やはり恥ずかしい。
金にからむことを直接言うと、軽く見られるという思いもある。かなり別口から遠回りな質問をして、その回答に派生させて確認することに成功。そんな気にするくらいなら直接訊けよ、と言われりゃそうなんだが。

劇団東京乾電池(柄本明氏主宰)がメールマガジンをはじめたということだが、第一号のタイトルが「マールマガジン開始!」と思いっきり誤記。勢い余っていたんだろうなあ。

twitterから放射脳関係つぶやき。

「田中浩@No_Nuke_News 政府自民党が使った「放射能の影響はない」という結果を導くトリックを説明します。鼻血など僅かでも放射能の影響が疑われる患者は、各地域の「御用病院」に集められそこで「放射能の影響はない」という「結果ありき」の診察結果を捏造するのです。私がこの事実を突き止めたのは昨年8月です
・・・・・・去年8月の政府は自民党じゃないんですけど。

大塚周夫さんに電話。納谷さんの件もあり、落ち込んでおられないかと心配していたが、舞台の話をすると元気一杯。稽古期間中に一〜二度、特別演出をつけてもらうことに。公演チラシに“演出監修・大塚周夫”とお名前出す許可をいただいた!

巨大柑橘として有名な晩白柚、毎年ファンからいただき、これまではくりぬいてフルーツサラダとかにして食べていたのだが、初めて皮を剥いて一般のミカンみたいに食べてみた・・・・・・普通においしいじゃないか!

http://kinbricksnow.com/archives/51847217.html?__中国政府がラノベ、ファンタジー小説禁止令を発令か ・・・・・・毛沢東思想、社会主義思想そのものが大いなるファンタジー(幻想)なのだが。

食べたもの。朝:焼きそば。唐沢家風の独特の味。果物(晩白柚、イチゴ)。昼:生姜焼き丼、シジミ味噌汁。夜:穴子鍋、ミニステーキ、蕗の薹豆腐。穴子鍋はやっとコツをつかんだ。マッコリサワー、黒ホッピー、緑茶ハイ。

Copyright 2006 Shunichi Karasawa