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2012年12月25日投稿

つぶやき日記11月30日〜12月4日

2012年
11月
30日(金)ダンスの振りケツ

はい、そこでお尻をセクシーに振ってえ。

終日原稿書き、他に特記事項なし(金曜日は稽古なし)。ひたすらパソコンの前で仕事。

食べたもの、ランダムに稲荷寿司、エビカツサンド、母のお弁当、コンビニのチキンカレー、かすうどん、ツナサンド、カレーパン、チェリーパイなど。

午前2時過ぎ、先がやっと見えて来たので、文章の質の維持のため、少し休む……が、寝られず。マッシュルームサラダなどつまみに発泡酒、黒ホッピー飲む。3時間ほど眠り、起き出して続き。まるで日が代わったという思いなし。

12月
1日(土)チャンスのバンジュン

アージャーパー48

原稿書き、疲れると寝室に行ってまた数十分、十数分、時に数分の眠りを取り、目が覚めるとまたパソの前に行って書き続ける。30日の23時38分に××枚送って、次に日と月をまたいで0時38分に××枚送り、数時間の仮眠の後、ほぼ一項目一時間で送り……と繰り返し、10時42分、ついにラストの原稿を送る!(厳密に言うとまえがきがまだだが、これは本原稿よりちょっと遅れて書くもの)

ふう、という感じ。編集部からの
「この本を出すなら絶対年内です!」
という条件をのんでの緊急出版でギリギリの執筆だったが、本来の〆切から一週間近く延びてしまった。とはいえ、よくまあ芝居の公演準備と平行して一冊の本を書き下ろすなどというこんな暴挙がこの歳で出来たものだ、いや、そもそも出来ると考えたものだと、やや自分に呆れる。

ちなみに、内容は日中韓三国のジョークの文化的比較論。最初、嫌韓本を唐沢さんの視点で書きませんかと言われて、うーむと考えた末、紆余曲折を経てこの内容になった。私は韓国にも中国にもかなり大きな問題があると思うが、いわゆるネトウヨ的な、相手に罵倒罵声を浴びせるだけの本は書きたくなかった。それでも、私のこれまでの言説の中ではもっとも中韓に対する批判性が強いと思う。

さらに今日は芝居の台本の改訂稿を書かないといけない。断続的に短時間しか寝ておらず、食事は不規則、だがテンションは高め。体も至って元気は元気なのだが、奥歯の肉がちょっと腫れてウズいている。これはやはり疲れによるものか。風邪の初期かとも思う。

稽古、天沼。必然的に舞台経験の少ない、まだ舞台での声や形が出来上がってない人たちが中心になるので、稽古量少なくなるベテラン人がちょっとイラつきはじめている。何とかしないと。マド、Oさんなどというスタッフの面々も稽古見にくる。

終ったあと、刺身居酒屋で日本酒を飲む。寒いので熱燗が飲みたかったからだが、中澤くんがいや、飲むこと飲むこと。私も当然つきあって(笑)、熱燗お代わりにつぐお代わり。飲みながら、上記の件いろいろ話す。“稽古後の飲みは第二の稽古場”とよく言うが、稽古場ばかりでなく会議室であり制作室でもある。

朝:ピーマンと肉炒め。果物。昼:おむすび、卵焼き。夜:刺身、煮付け、甘エビ唐揚げなど。ビール、日本酒熱燗。

2日(日)ヘブライニッポン
「♪皮を切るのがヘブライならば(割礼)」

朝4時起床、風邪っ気は失せ、快適。昨日の日本酒が利いたか。

最後の馬力でまえがき書き。腹が減ったので母の作った卵焼きをほうばる。卵焼きの甘い味が舌に染みてうめ〜。

中断あって、11時半ころやっとあとがき完成。長かった、わけではないが大変ではあった。いや、担当のOさんの適確な催促のおかげ。催促されないと、ついついダダ流れになってしまって、刊行が年を越してしまったはず。苦労かけました。

そのOさんからゲラ受け渡し連絡。昨日までとは打って変わったリラックスした声。ストレスだったんだろうなあ、申し訳ない。ただ、私も今日はやること山積ながら体動かず。明日からにしてもらおう。

12月公演、大塚周夫さんや飯塚昭三さんが舞台を観にいらっしゃることになっているが、もうお一人、あの『クレしん』の大物声優さんがいらっしゃるとか。公演の時期が忙しいから、60%の可能性だそうだが、実現すれば凄い客席になりそうだ。

6時稽古場、西荻窪。受付に行ったら、なんと今日は部屋の予約がとれてないと言う。仰天。予約の手続きのミスというか勘違い。どうしようかと一瞬頭の中が真っ白になるが、小さい部屋がひとつ、空いているというので急遽、そこを取る。ここの稽古場にはいい印象を持たれているので助かった。

忘れていたが2日は『スクール革命』の放送日だった。助ちゃんに言われて思い出した。
「後半全然しゃべってませんでしたね」
とも言われた。そらみろ、みんなそう思う! 藤田昌代ちゃんも、
「『スクール革命』見て唐沢さん出ているのにびっくりして、それから撮っておいた『嵐にしやがれ!』見たらこれにも出ていてさらにびっくりした」
と言われる。それはびっくりしてもいいかも。

本当に体動かず、病気かと心配だったが、稽古終わって外に出て、雨足かなり強く降っているのを見て「やはりか」と大納得。気圧計人間だなあ。

体調保持のため飲みには参加せず。帰って久々に家でひとり飲み。寂しいが、しかし気を抜くことも出来る時間。

食べたもの。朝:イクラ、きんぴら蓮、果物。昼:おむすび。夜:鶏レバ、マッシュルームサラダ、茄子かやき。発泡酒。

3日(月)スマホまほ
しまおまほ、携帯作家に転身。

4時起き、単行本ゲラチェック。石平・呉善花ご両氏との座談会読み直しするが、うん、これは面白い。「またやりましょうよ」とお二人からも言われたし、何とかつなげよう。

芝居関係での連絡いくつか。最悪の場合を常に考えるのは基本だが、考えすぎて鬱っぽくなってしまっていた。どうも最悪の事態ではないようで、やや鬱からは回復。

その勢いを借りて、朝、以前からの懸案のキャスト変更を主要メンバーに告知。おおむね、了解を得る。キャスティングが公演の7〜8割を決めるという私のポリシーから言うと、最初のキャスティングに見込み違いがあったということは恥なのだが、これは致し方なし。

稽古場でキャスト変更を告げる。いちばんショックだったと思うのは翠紅役の小池みきちゃんだろう。フライヤーにもその役で写っているし、せっかくここまで頑張ってセリフとか入れてきた彼女には気の毒で、できれば最後までやらしてあげたかったが、変えないと彼女自身がパンクしてしまったろう。で、変えた役のジェニーペニー(『007』のマネーペニーのパロディ)をやらしてみたが、変えて彼女自身も芝居も格段によくなった!

他に、Q役を大橋くんから岩田くんに、逆に女性殺し屋たちのボス・ジャグヘッド役を岩田くんから大橋くんにチェンジ。坊主頭の007悪役の伝統から岩田くんをキャスティングしたのだが、大橋くんにギャグを担当させていろいろいじってもらうため。また、小池さんの演技指導はオーソドックスな芝居を得意とする岩田くんの方が適任と思ったので、コンビを組ませることにした。

稽古がいつも押し押しなので、女の子たちは打ち上げにはあまり参加しないが、島さん久しぶりに参加したので、囲んでの飲み会。

食べたもの。朝:シメジベーコン炒め。ナメコ味噌汁。イクラ。果物。昼:体調不良につき抜き。夜:西荻窪和民でラーメンサラダ、カキフライ、刺身、焼鳥。

4日(火)ザ・萬斎
漫才の原点は狂言の太郎冠者・次郎冠者です。

私の父は大腸ガンを患い、その抗癌治療の副作用で脳溢血になって亡くなった。それなので、腸の健康維持には気をつかっているのだが、少なくともここしばらくは私の腸は絶好調である。ビロウな話で恐縮だが、見事なものが毎朝出る。

以前、オカマの友人から
先生はアナルのよさ知らないから女なんかとしたいと思うのよ」
と言われたことがある。そんなこたあるまいと思っていたが、今朝のトイレで出すもの出した後の快感の凄さに驚き、方向は反対だが、確かにこれは慣れれば凄いかも、とちょっと思ったほどだった(笑)。

寒気しみじみ体に染みる。ダイエットの欠点は寒さに弱いことであろう。ついで、ダイエットしていると脳が不活性化して、鬱になりやすい。そもそも、脳の7割は脂肪でできているのだ。人類がこの地球上で躍進する時代は、ほぼ氷河期と重なっている。人類が知能を進化させた原因は、飢餓に備えて脂肪を体内に蓄積するメカニズムが、脳をも“肥大”させ、その結果、知能も上がったのではないか、と考えると面白い。肥満々々というが、実は脳の肥満が人類に凄まじく大きな恩恵を与えたのではあるまいか。

稽古、天沼。変更キャスティングで進む。細かい演技つけは演出補の松ちゃんにまかせ、全体のストーリィ統一に集中する。大橋くんが、黒人キャストのレイナちゃんを気に入り、これにいろいろギャグをつけたい、と提案。
「彼女には意味のあるセリフを言わせたくないのです」
と。とりあえず、大橋くんに一任。

終って、松ちゃん誘って荻窪の風俗街の中にある焼肉屋に二人で。ちょい高級ぽい店だったが。9時半に入って11時の閉店まで、客がわれわれ二人きりだった。話はずみ、肉もはずみながら、焼酎をがぶがぶやってしまう。原稿アガった気のゆるみか。

食べたもの。朝:紙カツ、白菜漬物、味噌汁、果物。昼:抜き。夜:稽古後、松ちゃんと焼肉屋。カイノミなどという高級な部位があったが、営業時間過ぎると今度は24時間営業の居酒屋になるという変な店。

Copyright 2006 Shunichi Karasawa