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2012年12月25日投稿

『7:00amは殺しの番号』無事閉幕感謝!

12月19日から23日までの五日間、下落合『TACCS1179』で
上演されました『7:00amは殺しの番号』、無事全ステージ
終了いたしました。

ご来場いただいた方々に感謝いたします。

「これまで観てきた唐沢の舞台の中でいちばん面白かった」

というアンケートがあり、それを読んだとき、張ってきた緊張の
糸が切れました。

元・シティロード誌の演劇担当だった神田陽司さん(現・講談師)
からは脚本を褒めていただき、タレントの水島裕子さんからは
登場人物たちのキャラクターが全員愛らしいとおっしゃっていただき
ました。中でも、稽古期間中に亡くなった小沢昭一さんの舞台の
常連でもあった声優の大塚周夫さんから
「この次やるときは僕が出る。出してよ」
とおっしゃっていただいたことで、これまでの全ての苦労が
むくわれたように思いました(それにしても、劇場が声優事務所
でもある俳協の持ち物のせいか、大塚さんの他に飯塚昭三さん、
藤原啓治さん、ならはしみきさんといった方々がお見えに
なる、やたら声優率の高い舞台でした)。

もちろん、公平を期して、
「遊びすぎ」
「趣旨(テーマ)が構成にきちんと反映されておらず残念」
というアンケートがあったことも記しておきます。
今後の反省点としたいと思います。

余裕があると思っていた今年の年末に急にいろいろと仕事が
入り、稽古にも出られない日があったりと、スケジュール調整
にだいぶ不備があり、役者やスタッフの皆さんにご迷惑を
おかけしました。初日を迎えるまで、本当にトラブル続きで
(詳しくはこれから日記で書きます)アドレナリンが出まくり
でした。

芝居は役者と作・演出がいればできるものではない、ありと
あらゆる自分の人脈を駆使した人々に力を借りねばならない、
つまり、制作にあたる者の、それまで生きてきた人生を
全て反映させないといけない、ということも身にしみて感じた
公演でした。

そういう意味で、今回ツナワタリで何とか成功したこの公演は、
私のこれまでのツナワタリ的人生のミニ決算だったということ
になるのでしょう(笑)。

今回初めて組む役者さんも多く、稽古終わりの飲み会も本当に
楽しく過ごせました。その楽しさが舞台の上に出ていたかどうか、
お客様にはよろしくご判断ください。

来年はまた、がらりと趣向を変えた企画をお見せするつもりで
あります。ぜひとも劇場に足をお運びくださいますよう。

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