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2012年11月6日投稿

つぶやき日記11月1日〜3日

2012年
11月
1日(木)ベントラーのリスト

今日呼びかけに応じた円盤の数は・・・・・・。

急激に寒くなってきた。朝5時とか6時に起きると暖房が絶対必要になる。日記の更新(mixiでのつぶやきをメモ代わりにして書く)作業。この時間帯は目がさえるのに、10時に母の室で朝食をとったらもう、すぐ眠くなる。

昨日の日記に書いた、大きなダブルブッキング、お互いからこの日でどうかと言ってきたのを、先週は九州行きなどで忙しくてきちんと付け合わせていなかったので起きた事故。そろそろまたスケジュールマネージャーを雇わないといけないかなあ。

石川進さん死去の報。79歳。オバケのQ太郎の主題歌が認識した最初だったが、おはようこどもショーのキューピーちゃん、ウルトラQ『地底超特急西へ』の西岡主任、『スーパースリー』のフリーのオカマっぽい吹き替え・・・・・・私の子供時代はつまるところ、石川進の声を毎日聞いていた時代の謂だったろう。あまりにそれはシンクロしており、それ故に、大人になった頃、私は石川進の存在を忘却していた(不幸な事件で氏自身、われわれの前から一時姿を消していた)。それを後悔したのは2008年に、眠田直さんたちトゥーンファンのメンバーたちによるインタビューに参加する機会を得た時だった。そこでお話をうかがい、氏が日本の高度経済成長時代の体現者として、どれだけ貴重な体験をしていたか、ということを知った。これは機会を作ってぜひ本格的にお話をしていただかなければ・・・・・・という気になったのだが、下調べなどに時間がかかっているうちに、今日の悲報を聞いてしまった。無念とも無念。ご冥福をお祈りする。

仕事する気力わかず、うつらうつら。季節が冬へと移行しているのだろう。連絡、テレビ関連いくつか。5時、家を出て赤坂。すっかり日が暮れてしまっている。ハロウィンが終って、デパートが一斉に模様替えするかのように季節も模様替え

乃木神社近くのシグマセブン事務所で、飯塚昭三さんインタビュー。飯塚さん、二本仕事すませたばかりと言って、お弁当たべながらインタビューしようよ、と天むすを広げて、あと奥様手作りという味噌を取り出し、キュウリと一緒に食べて、と差し出してくださる。ピクニックみたいだ。

小林清志さんや大塚周夫さんに比べ、飯塚さんはずっと私と近しい。そのために逆に、インタビューに必要な緊張感がなかなか涌きにくく、今回は流れはIPPANくんにまかせるような形になってしまう。ついつい、雑談に走ってしまうのである。

その雑談で

「日暮里にさ、人の名前のついた劇場あるじゃない」

「ああ、戸野廣浩司記念館」

「さすがよく知ってるねえ。あれ、どういう人なの」

「いや、飯塚さんも出ていた『怪傑ライオン丸』のタイガージョー役の・・・・・・」

「え、俺、ライオン丸出てた? 記憶ないなあ」

「いや、出てたんですよ、分身魔王デボノバの声で」

ああ、デボノバ! あれは覚えてる!

・・・・・・デボノバでライオン丸覚えてるんですね(笑)。

9時半までインタビューさせていただき、ひとまずこれで、と辞去。余った天むすと味噌をいただく。IPPANくんと、
「さすが声優事務所ってのはどこもいいところにあるねえ」
と話しながら駅まで。地下鉄乗り継いで帰宅。

10時過ぎのスーパーサントク(12時まで営業)に寄るが、品物がほとんどない。在庫を残さぬために商品データをとって仕入れの量とかの管理を徹底しているのだろう。それには感心するが、白菜はじめ買おうと思っていたものがほとんどない。仕方なく、茄子とキャベツの1/4、シャケ缶買って茄子かやきにすることに。


ゴミ出しなどの作業して、11時、晩酌。茄子かやき、ビールにあうこと。食べながら昨日見た『真夏の夜の夢』、もう一度見てしまう。妖精たちの乱舞のシーン、稚拙なSFXながら素晴らしい。テイターニア役のアニタ・ルイーズと、ハーミア役のオリヴィア・デ・ハヴィランド、共に芳紀二十歳、いずれも目の覚めるような美しさ。

イアン・ハンター演じるシーシアスが、ボトム(ジェイムズ・キャグニー)たちの芝居を観て言う
「下手な芝居は観客が想像で補えばいい」
というセリフはシェイクスピアの本音だろうが、実は上手な作りの芝居というものほど、観客の想像力をうまく利用している。舞台上で全て見せてしまい、あるいは納得させてしまうというのは下手、というよりゲテなのである。この作品は、映画というものの本来持っているゲテさを隠さず、舞台の洗練にこだわっていないところがいい。

本日食べたもの。朝:ロールキャベツ、ゴボウと牛肉の佃煮、エリンギと餅のお吸い物、果物。昼:夕方近くにかすうどん。稲荷ずし小2ヶ。インタビューしながら、飯塚さんが買ってきてくれた天むす。夜:茄子かやき、ミニトマト、マッシュルームサラダ。エール、発泡酒どちらも旨し。あと緑茶ハイ。茄子かやきレシピは茄子の皮を剥いて縦に八つ切りにしたもの、キャベツの細切りを鍋に入れ、酒と水、昆布出汁、薄口醤油、砂糖(好みでみりん)で薄めに味をととのえ、シャケ缶を一缶、中身まるごとを鍋の中心に豆乳。これをくずしつつ、七味でいただく。

2日(金)チャンドラーのリスト
多々良島にいる怪獣の数は・・・・・・。

6時ころ、たまった事務仕事をいろいろ片づけ。仕事部屋に暖房を入れる。さすがに入れないと寒い。小腹がすいたので、昨日飯塚さんに貰った天むす(余ったのを「持っていって」と渡された)の残りを食べる。半日経っても米粒が柔らかい。昔の駅弁などは一晩越すと米がカチカチになったものだが。何か薬品を使っているのか、と疑っていたが、最近の米は冷めても固くならない品種が出てきているというから、それを使っているのか。

10時正式な朝食。食べて自室でベッドに寝ころんで本を読んでいたら眠くなって、二度寝する。ちょっと変態チックな夢を見る。女性の前にひざまずいて謝り(謝る理由はよくわからぬ)、きびすを返して去っていくその女性の足にしがみついて、ひかがみ(膝の裏側)にキスするというものだった。まあ、そこに性欲を感じて、というものでなく、ひきずられるような形になって、結果的にひかがみに唇が当たる、という形だったけれど。

寝ていたらチャイムで起こされる。仙台の私のファンからのお歳暮(?)で、自分の家の畑でとれた野菜類、それと市場にあがった鯨肉、まぐろの大トロ、牡蛎など。ダンボール箱を開けて、宝の山を見たような気になってわあ、と叫ぶ。とりあえず野菜類は母に預け、里芋など下ごしらえしておいてくれるよう頼む。

リストを見ると、
まぐろ/牡蠣/蛸/鯨(生)/冷凍鯨/冷凍カワ/冷凍サエズリ
白菜/キャベツ/カリフラワー/ブロッコリー/大根/聖護院大根/蕪/ほうれん草/
里芋/ミニトマト/プチトマト/ナス/長ねぎ/新米(ササニシキ)

・・・・・・以上、とのこと。しばらくは口腹の贅にひたれそうである。

http://www.newsweekjapan.jp/column/ikeda/2012/11/post-584.php『「原発は止めろ、値上げはいやだ」と駄々をこねる人々』私は日本人の基本思考を70年代の時代遅れリベラルに留めている元凶が地方誌であると思っている。地方紙が旧態依然の思考に留まっていられるのは競争の必要がないからで、競争の必要がないのは「これをとっていないとご近所や知り合いの訃報がわからないと義理を欠く」という理由に過ぎない。ああいうのは地域訃報欄でもっている葬式新聞なのだ。

http://news.tv-asahi.co.jp/ann/geinou/geinou_news/contents/hot_20121102_150.html『“早泣き芸”の子役、殺害予告に困惑』はるかぜちゃんを「早泣き芸人」扱いww。・・・・・・しかし個人的には子供がツイッターなどやることには反対。こういう馬鹿(殺人予告者のこと)は世の中に絶対いなくならないし、子供たちは自分の発言がリツイートされることでパブリックなものになってしまうことへの自覚がない。逆にそれで傷つく人も出るだろう。はるかぜちゃんみたいな特殊な子を参考例にしてはいけない

ルパンの新作をテレビでちょっと見るが、ストーリィも作画も、一ヶ所たりとこっちの心に引っかからない。いや、そういう作りが現代風なのかもしれないし、一応見られただけでも最近のスペシャルの中ではいい出来なのかもしれないが、生気のないアニメ、という感じであった。

本日食べたもの。早朝:天むす(飯塚さんに貰ったもの)。朝;鴨肉焼き、モロッコインゲン、蕗のキンピラ。味噌汁(飯塚さんに貰った味噌で)。昼:天むす (いっぱい貰った)、ツナサンド。夜:仙台のあのつさんに貰った大トロ、さえずり(大豆と煮た)、鯨肉ステーキで大饗宴プチトマトが私の好みにドンピシャ。発泡酒、イングランドエール、黒ホッピー。

3日(土)シンタローのリスト
尖閣買収に寄付をしてくれた人の数は・・・・・・(書いたあとで思い出したがこのネタ、植木不等式さんがすでにやっていた)。

きのう、ちょっとプライベートで落ち込むことあり。二十年若かったらフトンかぶって何もせず泣いていただろうが、この歳になると自分をごまかすことに長けてしまう。それもまあ、いいことではあるのだろう。ただ、今日の予定は原稿書きと日テレ収録なのだが、朝10時22分の時点でどっちにもまるで気が乗らない。

落ち込んでも飯は旨し。今年はいろいろなところから新米をいただいていて嬉しいが、今朝はさらにいただいたホウレンソウのおひたしとブロッコリのコンビーフ炒めがお菜。味噌汁の味噌は飯塚昭三さんの奥様(私と飯塚さんが知り合いになる前からの私のファンなんだとか)の手作りのいただきもの。いや、ありがたい勿体ない。

http://jump.cx/hFqs9『娘に酸をかけ殺害』なんとむごい。アシッドアタックは90年代半ばあたりからインド圏で流行りはじめたらしい。かつてルヴェルが『闇の中の接吻』で印象的にこれを使った頃は、酸は女の武器だった(シャーロック・ホームズものにも、女性が色悪貴族のグルーナ男爵に硫酸で復讐する話があった)のだが、今は女性に対する凶器に変貌しているのだなあ。。

その事件の連想で、http://japanese.ruvr.ru/2012_10_13/91131310/『パキスタンの少女銃撃事件:責任があるのは誰か?』を読む。コメントの「本当にタリバンが撃ったかどうかわからないのに、ニュースではタリバンの仕業になっているところが一番怖い」というのがマスコミ不信患者の典型。裏に意外な真相があるのかもしれない可能性は確かにゼロではないだろうが、少女がタリバン批判をしていて、少女の受けている教育はタリバンの教義に反していて、タリバンが犯行声明を出している。他の者の犯行である可能性は極めて低い。こういう人は何なら信じられるんだろう。ネットのうわさ話?

『おはよう日本』鈴木奈穂子アナが結婚とな。早起き族にとってはまた鹿島アナの小姑ツッコミが楽しみになったな。

部屋の中にハエトリグモがいる。コバエは殺すがクモは殺さない。前にも書いたかもしれないが、昔、祖母がクモが出るたびに「夜のクモは親に似ていても殺せ」と言いながら追いかけてたたきつぶしていたが、「親に似ているクモ」という概念が恐かったなあ。何やら『ハエ男の恐怖』みたいで。

仕事の合間にセブンで買い物。SMAPのポスター見たが、だいぶ劣化が始まっているメンバーがいるねえ。その中で、やはりキムタクは別格で魅力を保っている(演技力とかはまた別の話)。そう言えばこれまでNHKとかで出ていた角田美代子の顔は別人だったそうで、NHKの会長が謝罪していた。私も日記で「角田美代子には美貌がなかった」と書いていたことを謝罪いたします。まあ、本人は実は凄い美人、ということもないだろうが。

4時、オノと待ち合わせて麹町の日テレへ。『スクール革命!』ひさしぶりの収録。人気なくなったので呼ばれなくなったと思っていたら、いまだに名前の雑学は視聴率で断トツ人気なんだそうな(以前、番組内でもウッチャン先生がそれをネタにしていた)。台本に書いてあるネタに、打ち合わせでいくつか新ネタ加えたいと告げる。

不安がちょっとあって、相方の東MAXと合同の打ち合わせ無し。本番になるとイキが合わなくなるのではないか、と思っていたが、案の定だった。おまけに、構成が私の出番を前半に固めているので、後半は私はただ単にそこに立っているだけのデクノボウにされてしまう。ちょっと二時間の回しがツラかった。珍しいことである。ま、私のノリもイマイチだったのだろうけど、第一回の出演の時から、何とかしてほしいと頼んでいることが何も改善されておらず。

終ったあと、吉祥寺のイタリアン居酒屋でオノとマドとコミケなどの打ち合わせ。オノは関根麻里がテレビで見るより可愛かった、と喜んでいた。Sタローにちょっとかまってやると、興奮情態。興奮のあまりオモラシをしたので、早々の引き上げとなる。タクシーの運転手さんが、オノ夫妻が私を見送るのを見て
「あの方々はスタッフさんですか。打ち上げかなんかでしたか」
と聞いてくる。
「一般の方でない、業界人だと思いました。お客さんのスタッフですか。お客さん、テレビとかの人なんですか」
と。私をテレビで見たとかでなく、マネージャー夫妻の雰囲気から業界人と類推されたのは初めて(笑)

帰宅、いろいろ考えて、現在の不満を制作プロダクションにメール。これで仕事がなくなるかもしれないが、不快を耐えて出るべきでもない。

本日食べたもの。朝:ホウレンソウおひたしとブロッコリのコンビーフ炒め。果物。昼:豚タンスープでラーメン。夜:収録終って吉祥寺でピザ、海老とマッシュ ルームのアヒージョ。フイッシュ&チップス。生ハム。コロナビール、ミントハイボール。家でさらに飲みたしで黒ホッピー。ミニトマト、マッシュルームサラダ。仙台から到来のミニトマト、これで食い尽くす。仙台ではこないだ雹が降って、送ってくれたマイミクさんの畑の野菜は全滅したそうである。幻のミニトマトとなったか。

Copyright 2006 Shunichi Karasawa