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2012年10月2日投稿

つぶやき日記9月27日〜30日

27日(木)♪アイデンティアイデンティアイデンティティ〜オ
♪自分探しでもして待っていてね

午前中はほとんど原稿書き。ジャニ番組制作会社からメール。ずいぶんと収録日のスケジュールに幅のあること。もう埋まっている日も多いのでそのことを伝えておく。内容にやや難、というか懸念もあり。

1時半、中野に出て、駅前で待ち合わせ。ルナに出ている大野由加里さんから、私物の衣装を借りて、その受け取り。12月の舞台に使う予定。ついでに、今日11月舞台の顔合わせだというノーコンタクツのみんなに月見まんじゅうを差し入れで託す。

ついでに昼飯、と思い、話題のカツカレーでも食うかと探すが、探すとなるとカツカレー食わせる店、見つからない。手近な喫茶店で、タマゴカレーで間に合わす。こういう執着のなさでは総理大臣にはなれない(笑)。とはいえ、安倍サンのカツカレーの1/4強の値段でなかなかの味だった。

カツカレーは自民党総裁選の決起集会の定食みたいなもので、石破さんだって食べていた。もっとも、中継を見ていたと学会Sさんによると、石破さん、喉につかえさせてむせていたそうである。嚥下困難は緊張して唾液の分泌が不足すると起きる。閣下などと呼ばれる人でもやはり緊張するのだな。

中野ピーコックで、ミニトマトアイコを探すが、何と売場に一パック残っていたのみ。人気商品なのだな。あと、その近くのドラッグストアにオランジーナが88円で売っていたのに驚く。サントクでももう98円だ。

帰宅、ちょっと休んで読書など。打ち合わせスケジュールを決めるメール、多々。読書は文芸社から恵贈あったASIOSの『予言はどこまで当たるのか』。と学会の本から笑いを抜いてデータを補強したという感じ。キクマコならぬキクサト先生の論考は面白いが「人はなぜ予言を信じるのか」という内容の読物は他にいくつもある。私が編集者ならより本の内容に則した「人はなぜ予言をしたがるのか」を書いてもらうのだがな。

以前にも覚えがあるが、自分が頭がいい、ということを常に外部に向い主張している人物は要注意。外部への絶え間ない主張は自分に自信がない現れであり、そこを指摘してしまうと、腫れ物を針でつついたような騒ぎになる。

資料で『007/ダイヤモンドは永遠に』、DVDで見る。コネリーボンド作品の中では評価が低いが、今の目で見返してみると、死と性倒錯のイメージにあふれたヨーロッパ・ブラック・コメディ・アクションとして面白い。『唇からナイフ』とか『世界殺人公社』とか、あのノリ。

6時、家を出て池袋のシアターKASSAYで劇団ヨロタミ『いつもそばに』観劇。7時開場だが、ちょっと早くついてしまい、劇場の前に行ったら真っ暗。ここは夜になると周囲の灯りも消えるので、自動車修理工場の入り口みたいなこの劇場近辺は、“人をハジく暗さ”になる。同じく早くついたオバさんたち一行がやはり
「ホントにここでやるのかしら」
と言っていた。

じゃあ、と時間つぶしに近くの福しんラーメンに入る。冷やしを頼んだらもうシーズン終ったとのこと。秋だねえ。

で、再び劇場に舞い戻って観劇。劇団ヨロタミは前回の『わが家の芝生』以来7ヶ月ぶりだが、作り込んだセット、日常の範囲内にきちんと収める(現実にありえる)芝居、という基本を守っている劇団。昨日観た『大怪獣物語』とは180度傾向の異なる芝居。・・・・・・なのだが、今回は何とミュージカルである。リアルな日常の中で、そこだけ全くリアルでない歌のシーンが入る。私はまだヨロタミ観劇歴は浅いが、常連さんたち、何より演じている人たちのとまどいみたいなものが垣間見え、そこが面白くもあり、また苦笑してしまうところでもあり・・・・・・だった。詳しくはあとで観劇日記に。それにしても前回に続き、また中澤隆範くん、そういう役か! 

池袋駅で買ったライチソーダのペットボトルを、荷物にならないようにと劇場に入る前に飲み干してしまったために、1時間56分の芝居(最初の舞台挨拶でそう言う。よほど予定通りの進行を徹底しているのだろう)の最後30分、トイレに立つかどうかの決断で迷う。何とか漏らさずに(笑)最後の挨拶まで鑑賞できた。中澤くんへの挨拶もそこそこにトイレに飛び込み、事無きを得る。

山手線で新宿まで。スイカにチャージしていたら、世外今是の銀行口座のことで博多から電話。明日、処理しておきます〜、とやりとり。帰宅、気圧のせいかグッタリして、食欲もラーメン食ったのでまるでなく、ベッドに横になった(10時ころ)ら、2時までグーと寝てしまった。起きだして、サクラエビがまだ冷蔵庫にあったので、悪くなる前に、と湯豆腐を作り、それとミニトマトアイコで夜食。食ってる間に眠くなって、アイコ2ヶ残したまままたベッドに帰り、明け方まで寝る。何か生活リズムがメチャメチャ

朝:塩豚焼き(美味)、味噌汁、漬物でご飯。果物はマンダリン。昼:タマゴカレー。夕:福しんのつけめん。深夜:またサクラエビ湯豆腐。昨日のダシにさらにアサリ剥き身を加える。ミニトマト、黒ホッピー。

28日(金)稀勢の里、強烈なア・プリオリ!
この白星は先天的に認識されていたものですなあ(北の海理事長・談)

4時ころから起きて仕事したりしなかったり。風呂にも入らず、そのまま母の室で朝食、ベギと訃報本イラスト電話打ち合わせしばし。それから都民銀行のATMで諸所支払い、振り込みなど。考えてみれば今日が振り込み可能な9月最終日。早い早い。

今日はこの後TBSの収録であり、しかもゴールデン特番収録なのであるが、構成台本ペラ一枚たりと送ってこず(笑)。ホントに番組が出来るのか心配になってくる。

http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20120924-OYT1T00341.htm王立軍被告に懲役15年』どこでなんべん見ても「オネアミスか」と一瞬思ってしまうな、この人の名前。

ハーバート・ロム死去の報。95歳。『ピンク・パンサー3』は公開当時、デートで観に行ったなあ。クルーゾーがまるで印象に残っていない。主役ははっきり、ロムの演ずる狂人ドレフュスであり、彼がおまじないのように唱える“日ごと日ごとにだんだんまとも”という台詞はしばらく口ずさんでいたものだ。それ以降のピンク・パンサーはセラーズもロムも老けが目立って、ちょっと痛々しくて観ていられなくなってしまった。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120927-00000525-san-soci『信者殺害祈祷師の江藤幸子に死刑執行』近づくオウム裁判完全終了に向け、宗教犯罪者の死刑の地ならし的意味もあるんだろうな。要するに、麻原の死刑を特別なもの(殉教)にしないための布石。宗教関係者も犯罪犯せばちゃんと死刑になってますが何か? というための材料として。

3時、家を出る。雑用すませてタクシーで赤坂TBS。ゲスト知識人の布施先生、山口謡司先生、先川原正浩先生に挨拶。スタッフSさん、Tさんと今日の進行打ち合わせ。面白い質問はあるのだが、せめて家でちょっと調べられれば、というもの多く、苦情言っておく。仕方なく、携帯でGoogleにつなぎ調べていると、Tさん、
「ガラケーでそんなに早く検索できるんですか!」
と驚いていた。いや、やればスマホより早いよ。

Tさんにいろいろネタ出し。それは使いましょう、それは他の先生の答えの後にしましょう、など。途中でメイクにかかったら、メイク係の女の子が
「さっきそこで聞いていましたが、超面白いです!」
と言ってくれた。うん、ここら辺りの若い層に受けるのであれば大丈夫。

昼飯を食いそこねていたので、控室の今半のすきやき弁当、半分だけ腹に入れておく。食べながら、先川原先生とロボットの話題で盛り上がる。
「なんで原発の内部の探索とかにもっとロボットを使わないんですか」
「使っているんです。ただ、そこで活躍しているロボットの姿を映すカメラがないもんだから目立たないし、マスコミで報道されない」
「それにしても、効果が出ているのならもっと使ってもいいと思うんですが」
「要は周辺のがれき除去とかが進んでいないので、ロボットをそこまで運べないんですね。一台運ぶのに人間が五人くらい要りますから」
・・・・・・鉄腕アトムの時代いまだし、という感じ。
「アシモが出てから、ロボコップの動きが一晩で古いイメージになってしまった」
「・・・・・・いや先生、この番組のコンピューターの声ってのも相当古いイメージですよ」
と笑う。

収録、2時間回しというのが結局2時間半以上回していた。今日はあきらかにお笑いの面々よりわれわれCPUメンバーの方がノリよし。お笑いメンバーより高畑淳子さんの方が面白かった。なので、CPU同士、山口先生と番組中に盛り上がってしまった。ラスト質問、ゲストの榮倉奈々と上地雄輔から、彼らの出演している
「『のぼうの城』はヒットしますか?」
という、劇宣質問。壇上のメンバー誰もフラれてなかったらしく、仕方なく森田先生と私で引き受ける。収録後、“毎度々々、ありがとうございます”とスタッフにお礼を言われたが、ちょっと便利屋的なことをしすぎ、という感も無きにしもあらず。

終って、いつもはタクシー呼んでもらうのだが、今日は辻真先先生との食事会があるのでタクシー券出して貰って、近くにある『さかな竹若赤坂店』へ。先生、Tくん、芦辺拓氏。ミステリのトリックの話、古いSFの話など。今日はインタビューではないので、実に気楽に楽しくおしゃべりが出来た。ラスト一ページでアッと言わせるには、という話で山風の『外道忍法帖』の話など。10時半、帰宅。さすがにちょっと疲労。困憊というほどではなし。

食べたもの。朝:ハンバーグ、ご飯、果物。昼:3時半ころ、TBS控室の今半のすきやき弁当半分。夜:赤坂『さかな竹若』にて鶏焼き、鯨ベーコン、タコカルパッチョ風など。ビール、焼酎水割数杯。

29日(土)時間差トーマス
意味はない(と、いうかウケを思いつかなかった)。

3時起き。二日酔いで仕事する気にならず、ハーバート・ロム追悼で『マダムと泥棒』をDVDで見る。すっかり忘れていたが、冒頭のシーンはマダム(というのは大げさで、下宿のおばあさん)のケイティ・ジョンソンが警察に、
「隣の知り合いが空飛ぶ円盤を見た」
と通報にくるという場面だった。この映画の製作が1955(昭和30)年、前年にアダムスキーの『空飛ぶ円盤実見記』が刊行、大ベストセラーになり、翌55年に英国『フライング・ソー サー・レビュー』が創刊されている。19世紀うまれのお婆ちゃんが最新のニュースに反応している、というギャグだったのだ。

10時、朝食のあと中野まで出て用足しひとつ。ついでにピーコックで買い物。さすが午前中だったのでアイコあり。3パック買い込む。帰宅したらちょうど荷物届いたところ。

仕事机(ときどき晩酌机にもなる)に届いた塩ビ製のカバーを敷いた。光学マウスの“くいつき”のよくなったこと。カーソルがびゅんびゅん飛ぶぜ。

http://jump.cx/JsEj6忘れているかもしれないが、尖閣がここまで問題化した発端は中国が所有者に350億円で買う、と持ちかけたこと。現在、中国が敗戦国云々とかわめいてるのは それを断わられた腹いせ。都が買うと言い出したのはそのせっぱ詰まった事実があったからで、そこは押えておく必要がある。よく、都知事がわざわざ眠っている子を起こしたと石原アンチが騒いでいるが、実はそれをやったのは中国の方なのですよ。



http://d.hatena.ne.jp/ublftbo/20120929/p1『安倍昭恵氏と江本勝氏と水からの伝言』いいところのお嬢さんというのは多く水伝にハマる。彼女たちに理解できる“科学”だからである。一方で、これを否定する人たちは彼女たちの理解を超えた科学のことを話す。これだけで勝負はあった、である。私に言わせれば言うだけ無駄。科学リテラシー云々より、安倍夫人についてはアグネス・チャンとの交流とか、反原発思想とか、まずそっちの方から問題視しないといけない。こっちは喫緊である。

夜6時半、マド夫妻とSタロー来て、能登のこうでんさんから送られた栗で、栗おこわ会。ついでにいろいろ打ち合わせ。他にカツオ(これも鯉朝さんからのいただきもの)のカルパッチョ、ミニステーキ、ポテトスープなどあって、メインのおこわには卵焼き、蓮キンピラ、シャケつけやきなどがつく。シャケとおこわの相性、抜群。ビール、ワイン、焼酎など飲みつつ、四方山ばなし。9時半ころまで。

その最中に某社から電話、ディスクロージャーの件。まだそこまで話が進むのは大げさだと思うが、義理もあるとはいえ出来れば私もいろんなところで仕事をしてみたいので、ちょっと悩ましい。

自室にもどり、スイカなど食べながら『ダイヤモンドは永遠に』続き見る。

30日(日)毒殺博物館
ブランヴィリエ侯爵夫人から林真須美まで毒殺の歴史が一望に!

台風が近づいているという天気予報だったが、まだ朝のうちはピーカンの好天気。確か弥生美術館の大伴昌司展が今日までだったはず。ひとつ行ってみるかと思う。出不精を改善しないと。

朝食食べて、出かける。東西線から南北線に飯田橋で乗り継ぐが、これまた歩かされる。帰りは総武線にしよう。東大前で降りて、弥生美術館。知り合いにバッタリ。やはり、今日が最終日というので行ってきた、とのこと。

大伴昌司展、自筆の怪獣解剖図が中心。ほとんどを子供時代に見ているのに驚く。本当にわれわれは大伴昌司漬けで育ってきたんだなあ。当時、アントラーの解剖図で、“あり酸ぶくろ”と書いてあるのを子供心に“蟻酸はギ酸と読むのに、あり酸というのは間違いだ。これは雑誌の編集部が、大伴さんが書いた「蟻酸」を勝手に「あり酸」にしてしまったに違いない”と憤慨していたのだが、見たら原画にも「あり酸」と書いてあった(笑)。子供へのわかりやすさを優先したのだろうが、こっちはすでに『鉄人28号』の『アリ事件』の話を読んでいて、蟻酸の読みは知っていたのだ。

まあ、何にしてもアントラーはアリでなくアリジゴクの怪獣なので、蟻酸ぶくろがあるのはおかしい! と、46年後にツッコミを入れるロートル男であった。

弥生美術館は弁護士の鹿野琢見が高畠華宵との交流から設立した美術館であり、三階には華宵の展示もあった。華宵の描く美少年には、手足に包帯をした図が多く、当時の少年少女たちはこぞって、怪我もしていないのに包帯を捲いて外出したそうである。欠損の美学。

帰り道、東大農学部前でどっかで見た人が歩いてくるな、と思ったら開田裕治さんだった。挨拶、同じ目的、同じ理由ですよね、と笑う。珍しく奥さんと一緒ではなかった。

飯田橋で総武線乗り換え。外に出なくてはならないが、やはりこっちの方が近い。新宿で少し買い物、新中野で産直センターに寄るが何もなし。考えてみれば昨日おとついは東京以西台風直撃か。帰宅。やはり汗をかく。食料なども買い込み、これで今夜の台風対策は万全、と思ったがビール買い忘れたので、急いで買いに出る。すでにポツポツは来ていたが、何とか濡れずにすんだ。

「侵略者の日本がまず反省すべき」と、大江健三郎はじめ1300人の日本の「知識人」たちが声明を出したとか。すばらしい。こういう発言が許されるのが日本だねぇ。彼らの好きな韓国ではどうかな? 金完燮の名をググればかの国がどういう国かはわかるはず。言論弾圧監視国の指定こそ数年前にやっと外れたが、まだインターネット監視国なのだよ。

台風ニュース聞きつつ夕飯の準備。いつぞや青山の紀伊國屋がまだビルになる前、暴風雨の中を買い物に行き、紙袋が濡れてやぶけて、路上に買ったものが散乱したことがあったのを思い出す。そう言えば子どもの城が閉館、青山劇場もそれに伴って無くなると聞いた。調べたら仕分け対象になっていたそうである。民主党はこれで、比較的反自民の多い演劇関係者まで敵に回したな。

食べたもの。朝:月見饅頭二個、缶コーヒー、梨一個。昼:レトルトのカレー。夜:豚タン茹で、スンドゥブチゲ、発芽大豆、ミニトマト。イングランドエール、黒ホッピー。酒控えめ。気圧のせいか?

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