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2012年9月11日投稿
Amazonで『僕らを育てたすごい脚本の人』発売!
夏コミで出した掛札昌裕氏インタビュー本
『僕らを育てたすごい脚本の人』がAmazonでもお買い求め
いただけるようになりました!
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ヒットシリーズ『トラック野郎』の脚本家として知られる氏は、
実は東映ナンセンスアクションエログロ路線の立役者でもある。
志穂美悦子の女必殺拳シリーズでライダー怪人みたいな武道家を
ゾロゾロ登場させたり、多羅尾伴内を小林旭で復活させたりと
いった”比較的まとも“な作品から、鈴木則文のエロチック時代劇
『徳川セックス禁止令』『エロ将軍と二十一人の愛妾』のような、
タイトルを記すのもちょっとはばかられる作品群、怪談映画の異端
でもある『怪猫トルコ風呂』、そして同じく鬼才同士の石井輝男監督
と組んだ伝説の怪作『江戸川乱歩全集・恐怖奇形人間』など、
いくところ可ならざるを知らない発想とストーリィが掛札作品には
横溢している。 さらに氏には、作品化こそならなかったものの、
東宝からの依頼で書いた『火焔人間』『火焔人間対透明人間』という
奇作もある。映画というものの、キワモノとしての面白さを知り尽く
した男、それが掛札昌裕だと言えるだろう。しかし、こんな怪作を
次々モノしたご本人はどういう方かとオソルオソルお会いしてみると、
拍子抜けするくらいの常識人、しかし、プロ中のプロ、なのだ。
お仕事として日本映画史に残る怪作を次々に書いていった掛札氏の
発想の秘密に迫った、上下2冊に及ぶロングロング・ インタビュー集。