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2012年8月3日投稿

コミケ新刊、さらにもう二冊!

東映の誇る鬼才脚本家・掛札昌裕氏のロング・インタビュー上下二冊
『僕らを育てたすごい脚本の人』も夏コミで販売!

大ヒットシリーズ『トラック野郎』の脚本家として知られる氏は、
実は東映ナンセンス・アクション・エログロ路線の立役者でもある。
志穂美悦子の女必殺拳シリーズでライダー怪人みたいな武道家を
ゾロゾロ登場させたり、多羅尾伴内を小林旭で復活させたりといった
”比較的まとも“な作品から、鈴木則文のエロチック時代劇『徳川
セックス禁止令』『エロ将軍と二十一人の愛妾』のような、タイトル
を記すのもちょっとはばかられる作品群、怪談映画の異端でもある
『怪猫トルコ風呂』、そして同じく鬼才同士の石井輝男監督と組んだ
伝説の怪作『江戸川乱歩全集・恐怖奇形人間』など、いくところ
可ならざるを知らない発想とストーリィが掛札作品には横溢している。

さらに氏には、作品化こそならなかったものの、東宝からの依頼で
書いた『火焔人間』『火焔人間対透明人間』という奇作もある。
映画というものの、キワモノとしての面白さを知り尽くした男、
それが掛札昌裕だ
と言えるだろう。しかし、こんな怪作を次々モノ
したご本人はどういう方かとオソルオソルお会いしてみると、拍子
抜けするくらいの常識人、しかし、プロ中のプロ、なのだ。お仕事
として日本映画史に残る怪作を次々に書いていった掛札氏の発想の
秘密に迫った、上下2冊に及ぶロングロング・インタビュー集。
巻末には氏の原作になる劇画『飢餓大陸』も収録した、サービス
満点の一冊、いや二冊!

同じく3日目日曜 東地区”R“ブロック44aにて販売!

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