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2012年6月12日投稿

お待たせしました、いよいよ予約受付開始!

「真打は最後に上がるもんだ」(立川談志)
のセリフ通り、じらしにじらした『立川流騒動記』ですが、
やっと13日(一部では14日)から全国の書店、また
Amazon.などで予約受付が開始されます
。思えば、
談志の死による書き直しで一回、原稿分量が当初の見積り
の倍以上になって、予算組みなおし(削ることは最初から
誰も言い出さなかった)でもう一回、註釈や年表などを
充実させようということでその作成とチェックに時間が
かかってさらに一回、そしてISBNを親会社通しで行った
ために収得に時間がかかってダメ押しの一回と、都合四回も
発行日時が延びました。
これも(最後の以外は)単なる
追悼本でない、出来れば決定版を作りたいという著者と
スタッフのこだわりのせいです。じらしたこと、平にご容赦を。

さて、そこでさらに(笑)もうひとじらしですが、店頭に並ぶのは
6月の20日ごろまで延びるらしい。
芸能プロダクション時代、
立川談志というひとは予定の時間には絶対に楽屋入りをしない
人で、かなりイラつかされたものですが(実際、そのせいで
不安が高じて酔っぱらったような情態になり、倒れてしまった
主催者を見たことがあります)談志を語った本でまでそういう
気分にさせられるとは、何とも因果なるかなという感じです。

首を長くして待っている皆様には伏してお詫び申上げますが、
これは取次の判断によるもの。日本の出版業界でいちばん
エラいのは取次様なので、これにはさからえません。
どういうことかというと、この本、かなり見本段階での
内容への評判がよろしく、予約が殺到した場合の在庫確保のため、
確定するまで発送を待ちましょう
、ということです。
知らなかったのですが予約注文というのは一回〆切を設定して
しまうともう変えられないそうなので、ギリギリまでのばします、
とのこと。だから、最初から初刷部数をどーんと増やせと
あれだけ(ry

しかし取次の作った書店用の予約注文用紙を見て笑って
しまいました。いやあ、普通の注文用紙の倍くらいの文字量。
いかに担当者がこの本に入れ込んでいるかがよくわかりました。

予約サイトなどでは「7月上旬発売予定」と出る場合も
ありますが、これは便宜上のもの。6月20日の事前注文
〆切日がすぎたら、あとはサクサクと郵送、書店の棚へと
配本されます。さすがにそこまでは待たせられない。

談之助の十八番『懐かしのスーパーヒーロー』の決まり文句、
「少々、お待ちください!」
……やはり著作というのは著者に似るな。

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