ニュース

新刊情報、イベント情報、その他お知らせ。

イベント

2012年5月16日投稿

つぶやき日記5月7日〜14日

5月7日
やだいやだい国の利益になることなら全部やだいとダダをこねるリベラル派の意見をいろいろ見ている。「やだいやだい病」という感じ。

7日
夕刻、ラピュタ阿佐谷で佐伯幸三『喜劇・駅前画』(1966)。ロビーでファンという女性に声をかけられる。いつぞやのブラックとの『立川流脱北者の会』に来てくれたのだとか。「さっきの回に寒空はだかさんがいました」と。何か客層に偏頗があるような気が(笑)。

7日
刑事コロンボシリーズ最高の名シーンは『逆転の構図』の、救済所でシスターに浮浪者と間違えられるシーンだろうな。シスタ^のジョイス・バン・パタンのアテレコも加藤道子というキャスティングが絶妙。

7日
今日食べたもの。朝:黒パンにソーセージはさんで。大学時代読んだ岡本好古の『悲将ロンメル』でチャーチルが食っていたもの。昼:タモ丼。タモギタケとコンビーフ炒めたもの。夜:タン塩焼き、鰹刺身、トマト。コロンボ見てビーフシチュー食べたくなって豆の煮たのをそれっぽく味付け直して。糖類ゼロ氷結、黒ホッピー。

8日
朝8時、母退院の付き添いで病院。相変わらずせっかちで、支払いに行っておいでと命じられて行ったらまだチェックアウト時刻(病院の会計清算があがってくる時間)前で、待たされること。

見ると、そういうせっかち患者が他にもいる。老人が多いのは、老化によるせっかちのせいばかりでなく、一刻も早く病院を離れ、自分の健康を精神的に納得させたいのだろう。

今日の朝飯は母が(朝から量が多すぎると)食べなかった病院食を片付ける。よく炊けたご飯、味噌汁(これはまずい)、蒟蒻の煮物、オムレツ、サラダ、ふりかけと、確かにボリュームたっぷり。下手なビジホの朝食よりずっと充実。

8日
渋谷からバスで、ベギラマ事務所。ここの一室を劇団の倉庫代わりにしばらく使わせてもらう。今日は事務所でなく近くのビストロでベギとそのお兄さんと、劇団ロゴ、フライヤーの製作などについて1時間ほど。天気よく、半解放の作りの店、快適。

終って帰りの車中で携帯見ると、マンガ家、いや劇画家影丸穣也氏、4月5日膵臓ガンで死去していたとの報。72歳。梶原一騎の『空手バカ一代』をつのだじろうから引き継いだり、梶原の実弟・真樹日佐夫原作の『ワル』でヒットを飛ばしたが、私は同じ梶原氏とのコンビでも、少年マガジンに氏の脚色で連載した『復讐記』(モンテ・クリスト伯)や『白鯨』などの印象が強い。あと、これも梶原の脚色で横溝正史の『八墓村』。濃茶の尼の描写はこの影丸版がどの映画化より印象的。金田一は多少おじさんぽかったが。貸本劇画のテイストを少年誌に引き継いだ貴重な作家の1人だった。

8日
5時過ぎ、杉並公会堂。なみきたかし還暦記念上映会。楽屋で例によって周囲に文句つけまくりながら上映準備しているなみきと、つけまくられながら律義に仕事しているぎじんくんに挨拶。楽屋は用意されているが使わず、受付のGちゃんといろいろ話す。南正時さん、小田部羊一さん、ひこねのりおさん、角銅博之さん、友永和秀さんなど錚々たるメンバーがやってきてくれるが、相変わらずなみきは「知ってる顔だけかい!」とわめく。Gちゃんと「そりゃ誕生会だからねえ」と笑う。

トークは45分があっという間。笑いあり拍手ありで、片山氏ほどではなかったがなみきの相方はまず、つとめられたか、

終って打上げは荻窪のなみき行きつけの居酒屋『馬来(まき)』。主に南さんと話す。なみきがひこねのりお氏に毒舌吐きまくり、ひこね氏も酔っぱらって応酬するのが漫才みたい。

その席で『駅前漫画』の話をしたら南正時さんがあの時のセル画を所持しているとか。「あのバンジュンのアニメ部分、バンジュンの顔がやたら似てましたけど、誰が描いたんですか」「あ、あれ傑作でしょう。芝山努さんなの」これは驚いた。話はずんで帰宅は3時ころ。

今日食べたもの。朝:バナナ一本、病院の朝食。昼:ベギ兄妹と打ち合わせしながらランチピザ。夜:なみき会長還暦ライブの後、彼の行きつけの荻窪の居酒屋『馬来』でコロッケ、刺身、サラダなど。ビールと焼酎。

9日
九州行き。家を出て空港に到着したとたん、えらい忘れ物をしたことに気がつく。まあ、福岡で買えばいいのだが、確実に手に入るという保証あるものでないので、ちょっとそこに神経トガらせながらの旅となる。

機内、巨漢、坊主頭の客多し。何か柔道とかの大会でもあるか。ギャル系の奥さんと子供を連れているのも何組かいて、ギャル系化粧が似たようなもの、男の方の体型やサングラス、金鎖というアイテムも共通性あり、ちょっと見分けがつかない。

博多空港からホテルへ。チェックインしてすぐ忘れ物ネットで調べて駅前に専門店あることを確認、飛んでいくが、店そのものが存在せず。ネットの、その店のHPは古いもので、店はとうの昔に撤退していたらしい。ネット情報というのはこういう、古いものがずっと残っているというのが弱点。幸い、東急ハンズがあったので、ここなら、と探してみたらあったあった。ホッとする。

ところが、今度は駅からホテルの道に迷う。歩き回ってやっとたどりついたら、すでにぴんでんさんが待っていた。

ちょっと離れたもつ鍋居酒屋に行く。ぴんでんさん、獅子児さん、ちゃか・ぽこさん、エロの冒険者さん、いちろうさん、jyamaさん。福岡県外から駆けつけてくれた人が三名、ちょっと恐縮。オタアミ時代のことから話はずんで、楽しく会食、そもそも今日を彼らとの会食にとった案件も話す。

馬刺し、もつ鍋、この店の名物らしい大根漬け、どれも旨し。ただし店が他の客一切いない貸切状態にもかかわらず2時間の飲み放題コースの延長をかたくなに認めてくれない(一旦〆て別会計にすると言っても駄目、コース終ったら出ていかないと駄目らしい)ため、ちょっとぴんでんさんと衝突。「なら、ハイボール10杯! ちゃんと残さず時間内に飲み終わるけん!」とぴんでんさん豪語、その通り全員で飲み干した。当然かなりベロとなって(笑)、ホテル帰宅。久しぶり、いや実に久しぶり。

9日
今日食べたもの。朝:久しぶりに母の部屋でカレー。昼:福岡空港でトルコライス。朝インドで昼トルコ。夜:福岡市内のもつ鍋屋でぴんでんさんたちと会食。当然ビール、焼酎、ハイボール。

10日
会社設立打ち合わせ、場所をカン違いして歩く歩く。ただし風景は面白く、いい散歩になった。トイレ借りに立ち寄った某病院のバブリーな作りに驚く。待ち合いロビーにピアノまで置いてある。

Mさんの店舗の事務室で。Mさんから思いがけない事業提案。なるほどその手があったかと膝を叩く。そこから事務所に行き、登記の手続き。ハンコを延々と押す。Mさん作ってくれた社判、なかなかカッコいい。

10日
「50過ぎてからの劇団作りですからねえ、なかなか大変です」と言うとMさん「どうしてもっと早く言ってきてくれなかったんですか。いくらでも協力したのに」。……いや、やはりルナでいろいろ勉強させてもらったり、人脈作ったりと、時期やタイミングというのはあるのだ。

10日
今週の「恐れ入りました」:某調剤薬局主が薬剤師会の国際会議にで隣り合ったイタリア人の薬剤師との雑談の中で「あなたの薬局はどのくらい続いているんですか」と訊かれ「もう20年になりますねえ。そちらは」「1600年になります」フィレンツェで世界最初に出来た調剤薬局の末裔なんだとか。

10日
一旦ホテルに戻る。博多は地下鉄の走行中も携帯の棒が三本しっかり立ってメールが送れる。気分いい。

10日
食べたもの。朝:ホテルのバイキングで納豆ご飯。昼:『万里長城』という壮大な名前と裏腹に四席しかない中華料理屋でギョウザ定食。おやつ代わりにMさんの知人のトマト作り名人が作ったというフルーツトマト。水を徹底して与えずに育てると、果実の表面に細かな柔毛が生じるという。空気中のわずかな水分をその毛でとらえようとするわけ。何やら犬神の話を思い出す。とはいえうまいことはうまい。夜:割烹『平』でアワビステーキ、キンキ酒蒸し、ウニ茶碗蒸しと豪勢な歓待。皮つきヤングコーンのバタ醤油焼きなんてものがあいまにはさまって面白い味。酒はビール、焼酎など色々。〆にキャナルシティのホテルグランドハイアットのバーでウイスキー。

11日
ゆうべの〆はグランドハイアットのバーでスコッチウイスキー『ラフロイグ』。ヨードチンキか正露丸か、という強烈な匂いの酒だがクセになる。これのおかげか、記憶極めてあやふやなるも朝の目覚めスッキリ、二日酔いの喉の乾きもほとんどなし!

朝食は納豆ご飯。ホテルでのバイキングはあればこれ、という感じ。味噌汁でなくコーンスープにしてみた。

11日
打ち合わせ用の資料、おみやげなど荷造りして東京に送り、身軽になって博多空港。おみやげショップを回る。『金玉屋』という看板を見つけて一瞬ギョッとなるが、正しくは『玉屋』で、最初の文字は山型の傘の下に玉の文字の屋号の印だった。

11日
自宅、留守中の手紙類いろいろ。一件大至急と記されたものあるも、すでに金曜の夜、明日明後日は土日で連絡つかず、月曜まで放っておくしかなし。なみきたかしからメール、こないだのトーク本当に好評だったので、夏か秋口にまたやりたい、とのこと。誕生日記念ではなかったのか?w

11日
ナウシカちょい見。こんなに“濃い彩色”だったっけ。

11日
食べたもの。朝:ホテルの朝食バイキングで納豆ご飯と明太子。コーンスープとジュース二回おかわり。昼:母の様子伺い、見舞に貰ったというスッポン雑炊食べさせて貰う。夜:ラム肉と豆もやしの蒸したの。サクラエビ。貰ったトマト。クリームチーズ柚子胡椒、栗おこわ。柚子胡椒は博多土産の隠れ里激辛というやつ(以前Mさんのオミヤゲでもらったものは激辛好きなルナの劇団員にあげてしまった)。辛いが旨い、旨いが辛い!

12日
東京の朝は寒い! 福岡では暑くてホテルの窓を開けたくらいだったのに。

12日
私もかなりゾロッペエだが、輪をかけた男に、以前言いつけた件につき電話。案の定なんにもやってなくて、「どうしましょう、(私が)困りますよね?」とか言う。困るから電話しているのだ。

12日
なみき会長とのトークvol.2、9月16日に決定。「テーマはこないだの続き!」とはまた大雑把なw。

12日
一年に二〜三回しか会わない人に連絡の必要が生じ、明日にでも電話するか、と思っていたらその当人から飲み会お誘いの電話があった。何やら神韻を感じてしまった。

12日
問題解決には時間との戦いというファクターもある、ということを理解できない人がいる。それは本質と違う、とかこだわって最終的に何もできなくなるような。

12日
中野でMさん提案の企画提案打ち合わせ会。とりあえずデモ作ってみることに。いろいろ今後のことで(個人的に)盛り上がり、別れて1人になったら何だか物悲しい気分に(笑)。空腹のせいかとも思い、近くのラーメン屋に入ってチャーシューメンを食ったが、なおさら物悲しくなるような味だった。

12日
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=2011680&media_id=56&「キム・テヒを日本から追い出せ」 脅迫犯が逮捕をチェックしました。(詳細)
ま、感想としてはロートと広告代理店がバカ。この女優も節操なさすぎ。しかし在特会が本当に領土問題を真剣に考えているなら、たかが韓流女優に目くじら立てて噛み付くよりするべきことはいくらもあるはず。これでは個人的怨恨で石原叩きをしている連中を笑えない。

http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=2011680&media_id=56&16歳に「誰かしら血祭りだべ」執拗にドア叩く (読売新聞 - 05月12日 10:46)をチェックしました。(詳細)
♪チーバチーバ、チンピラ。(by フランクチキンズ)

12日
食べたもの。朝:クサヤ干物、味噌汁、ご飯。セミノールオレンジ。昼:まずい、というか“薄い”チャーシューメン。夜:豚タン茹で、タコ薄造り、マトン&ビーンズペンネ。缶ビール、黒ホッピー、緑茶ハイ。

13日
目覚め快適。九州から帰京してこっち、体調すこぶるいい感じ。どういうわけか。

13日
朝、CMで久しぶりにゴダイゴの『ビューティフル・ネーム』を聞いた。国際児童年のイメージソングだった筈だが、“全ての子供たちは美しい名前を持っている”っていうのはよくわからないメッセージだな、と思った記憶がある。アイデンティティーという意味かしら。それとも何か元ネタがあるのか? 聖書とかに。

13日
博多の空港で買った「とっぺん塩」(長崎五島の塩)使用という塩豆がやたらうまい。一袋しか買わなかったので、しまったと思い、ネットで探して注文してしまったくらい。九州のメーカーなので送料が高くかかってしまった。

13日
演出プラン立てるうちふと思いついて、小道具衣装ひとつ、アマゾンで注文。ワンシーンのみで使うだけだが、こういうところからキャラクターは作り上げられていく。

13日
夜、劇団TWO−POINTの芝居『お預かりいたします』見る。以前ルナにいて、その後トツゲキ倶楽部などで共演もした助川玲くんが出演。劇場の高田馬場ラビネストというところ、初めてだったがいつぞやお〜いとしのぶくんと平山先生と入った沖縄料理屋の隣だった。満席・補助椅子出。大したもの。

芝居(言成三也・作・演出)は、質草についての物語を話すのが条件の、奇妙な質屋の暖簾をくぐる人々のオムニバス的物語。突出してうまい人や印象に残るエピソードはない代わり、しみじみしたまとまり方がいい。助ちゃんもしみじみと好演!

終演後、出口で助ちゃんと話す。彼はプロ資格を持つボクサーでもある。ワイシャツ(衣装)の肩を叩いてみたが、その下の筋肉が硬く引き締まっているのがわかり、トレーニングも怠っていないことが思われ、感心した。近く飲みに行くこと約して別れる。

13日
食べたもの。朝:焼きタラコご飯、味噌汁。昼:豚丼アワビタケ入り。夜:塩ホルモン、アワビタケと同じ販売店で買ったが失敗。マトンソースペンネ、ホタルイカ。ホタルイカってのはゲルショッカー怪人みたいだ、てのは前に言ったか。じゃサクラエビはダーク破壊部隊か。今日はサクラエビは食べず。

14日
青野武さん追悼本のインタビューテープ起こし原稿チェック。会話をそのまま文字起こしたものを読むと、日常の会話における日本語がいかに出鱈目かということがわかる。「僕が挫折してね、こうなってることが、君たちは僕が駄目だった。僕の分まで頑張ってくれ」これが会話してると「僕はこの道で挫折して、今こうやって君たちの前にいる。君たちは僕の分まで頑張ってくれ」に聞こえる。脳の不思議。

14日
突如思い出したが、60年代少年マガジンの怪獣特集の中のオリジナル怪獣で「ケチケチ」というのがいた。ゲジゲジの怪獣で、捕らえた人間をすぐには食べず、生かしたままとっておく。だからケチケチ。

14日
夜8時過ぎまでかかって、青野さん追悼本チェック完了。残念ながら、インタビューは冒頭の、演劇活動に関してのところだけで終ってしまい、各代表作における具体的な思い出のところまでは至らず(それは二回目以降の予定だった)。それでも、演劇経験ある人ならハタと膝を叩きたくなる提言が満載。ご存命なら、玲の塩谷瞬騒動なども(事の善悪は別として)「そういう経験ある奴の演技がね、面白くなるんです。サラリーマンが芝居やってんじゃないんですから」と言っただろうな。

14日
仕事終えて夜食とりながらコロンボ『二枚のドガの絵』、初めて英語版&英語字幕で観るが、ロス・マーティンの美声に驚く。吹き替えの西沢利明のクールさもいいが、原語には深みがある。あと、吹き替え版ではずっと謎だった、画廊でのどうしようもないジョークにみんな大笑いのシーン、原語だとちょっとエロがかった話題なのね。

14日
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=2014440&media_id=15&母の日記念「映画史に残る恐ろしい母親10人」をチェックしました。(詳細)
『宇宙からのメッセージ』では成田三樹夫の母親を天本英世が演じるという、別の意味で恐ろしいキャスティングだった。言われて気づいたが成瀬正孝のヒキロクの母親を演じたのも男で三谷昇だった。男性が女役を演じるのがコンセプトだったわけでもないだろうが。

http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=2014547&media_id=2<ホテル火災>迷路のような内部 避難の妨げに (毎日新聞 - 05月13日 23:05)をチェックしました。(詳細)
「男性は『火事じゃ』と大声で叫んだ」……こないだの「血祭りだべ」もそうだったが、最近の新聞は方言でご当地感を出すのが流行りなのだろうか。

14日
食べたもの。朝:カシワモチ三個、コーヒー牛乳。昼:マトンソースパスタ。夕方:豚アワビタケ丼。夜:ミニステーキ、梅ニンニク醤油で。島らっきょう。ミニトマト麗。蓮と蒟蒻の煮物。黒ホッピー二杯。

Copyright 2006 Shunichi Karasawa