イベント
2011年12月6日投稿
役者紹介・2
岩田真
話のナビゲートを務めるモグリの探偵、花岩欣一を演じる。
一見コワモテだが、実はオチャメなおじさん。
初共演は一昨年の『南極(人)2』。
短いシーンでの出演だったが、なぜか急に親しくなって、飲みにいく率
が凄く高くなった。ちゃんとした職を持ちながら、やたら芝居に出ているし、
それよりも他の芝居をよく観に言っている。話題が合ったのだろう。
自分の個性を持ちながら、融通無碍に他人の芝居に合わせられるのは
翻訳喜劇から民話劇、コント芝居とやたらさまざまな舞台に出ている
引き出しの多さ故の特技だろう。
強烈な個性の役者とのからみではツッコミになり、女優や若手との芝居では
ボケに回り、ということが出来る人なので、とにかく話を回していく
シーンには岩田くんに出てもらおう、と思って書いているうちに、主人公
二人より出が多い、出ずっぱりの役になってしまった。
今回のユニットの中核的存在である。稽古期間もとにかくよく飲みましたな。
茗原直人
フォト
通称みよちん。時間修正マシーンR2を演じる。
身長155センチ、自称CO(ちっちゃいおじさん)。
こういう人は、出演者を絵面で決める癖のある私にとってはまことにまこと
にありがたい人で、一人キャスティングするだけで舞台上が面白くなる。
しかもビジュアル面ばかりでなく、演技でもセリフの入りはいい、
カンが働く、ギャグもOK、アクションが出来る、ダンスも巧いという
万能選手。感服したのは今年10月の、あぁルナティックシアター
『博覧狂気博覧会』でのイベントの一環として上演された一日限りの
舞台『LIKE A SMAP』。再演とはいえこの芝居を、彼はルナの
他の三本の芝居と同時進行で(!)稽古し、ダンス訓練をし、見事に最高の
舞台にしていた。
彼を使いこなせれば、その演出家は日本のフェリーニになれると思う。