新刊
2009年4月14日投稿
『オタク論!2』もそろそろ刊行
岡田斗司夫さんとの対談集『オタク論!2』が
創出版から4月末に刊行です。
オタクの眼を通して社会・日本を語った対談集。
ゲラをチェックしていて思うのですが、この対談は毎回
「何をテーマにしゃべる」
という呈示が(特にこの“2”の頃は)なく、
その場で岡田さんと雑談しているうちにテーマが決まって
話が絞られてくる、という感じでした。
そのせいか、原稿にあがったものをチェックして、
「へえ、こんなこと自分はしゃべっていたのか!」
という思いにかられることが多く、そしてそれは改めて新鮮に
思えたりするんですね。
なぜ、かなり論理的にしゃべっていることであっても、
それが記憶にないのか。
たぶん、岡田斗司夫というトークの名人と、そこでは無為の
境地で言葉のやりとりをしていて、それを客観的に記憶に
残そうという意識がないからでしょう。
これは向うも同じらしく、ずっと昔(15年近く前)に、
岡田さんと雑談していたとき、彼が突如
「こういう雑談って、終ると全部記憶から抜け落ちるんだよね。
ああ、祐筆が欲しい。こうやって話していることを全部筆記
してくれる係が必要ですよ」
と言い出したのを思い出しました。
15年たって、それが(限られた時間ではあれ)実現したと
いうことでしょうか。
これも詳しいデータが入り次第、アップします。
しばしお待ちを。