新刊
2009年1月2日投稿
UTOPIA 開田裕治作品集に解説を書いています
あ、今気がついたけど、オビ文も私の解説から取っていました。
20年来の友人、開田裕治さんの画集です。
開田さんの絵の魅力は、怪獣の魅力だと多くの人が思っていますが、
いや、そうではなく、空想と現実のその取り合わせ具合の中に、
シュールレアリズムの要素があるんだ、というのが私の持論で、
解説でそのことをちょっと力込めて語らせていただきました。
『ケムール2004』という絵の、ビル、夕暮れの雲、そして
ケムール人という組み合わせのバランスの妙のかもしだす
幻想的光景を見ていただければおわかりと思います。
私に言わせれば開田裕治は雲の画家、ビルの画家なんですけどね。
とにかく、一度手にとって、御覧下さい。
ページをめくれば、それから130数点、あなたの目はあなたの
体を離れ、開田裕治ゾーンへと入っていくのです。
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