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2007年5月30日投稿

『新・UFO入門』(幻冬舎新書)★7/31現在の報告

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4344980352/karasawashyun-22
UFOの本です。
と学会に属していながら、こういうド真ん中直球の本はあまり
書いてませんでした。
当然のことで、と学会にはソッチ方面のプロパーのような方々が
多数いらっしゃるので、私なんぞがいまさら、という感じだった
わけです。

ただ、と学会の本というのは、どうしてもツッコミ専科になりがち
です。UFOを見た、という人に、そんなわけないだろう、と
異を唱えるという。
確かに、UFOを見たという人の話には、ソンナワケネーダロー的
なものが多い、というかそればっかという感じがあるのですが、
しかし、最近、ちょっと考えることありまして。

「ひょっとして、UFO問題というのは、その人が見ちゃったもの
ではなく、そんなものを見ちゃった、の方が主体だったのでは?」

と思いはじめてきたんですね。
“水からの伝言”も、“前世”も、“フリーメーソンの陰謀”も、
なんでもそうなんですけど、これだけ荒唐無稽なことに
人間は、それも知性も教養もある人間であっても、まったく何の
抵抗力なく、カブれ、ハマり、アッチの世界に行ってしまう。
UFOもしかり。
某教授の言うように、“UFOなんかを信じるのは、科学的知識が
ない不勉強な人間だから”では決してないのです。

人間が、こんなに長く、ずっとUFOを見、オカルトを信じて
きたのは、それ(UFOを見ること)が、その人にとって
必要なことだったからじゃないのか?

そこに視点をおいた、新たなUFO史を書けたらな、とずっと
思っていました。決してマニア向けでなく、本当にUFOに
関しては通り一遍のことしか知らない人に、
「UFOの歴史ってこんなにスリリングだったんだ」
と思ってもらえるような。

あと、UFO史の名著というのは、ピープルズのにしろ
ブルックスミスの本にしろ、どれもぶ厚い。で、細かな記録が
エンエン続くので読みにくいことおびただしい(面白いのですけど
ね)。1時間くらいで読み終えられる本で入門書というのを
書いてみたいな、とも思っていました。

そんな思いもありながら、やはり書いてみると大変なんですね、
「この世のものでないものの歴史」
ってのは。なかなか書き出せなくて苦労して、とうとう、
もうホントにあと一週間で書かないと出ませんよ、と
いうところまで追いつめられて、やっと書き出し、
だだだだと書き上げました。
準備機関は半年くらいかかったけど、実際の執筆は五日間
くらいしかかかっていない。
結果として、それがよかったと思う。
時間をかけると私の本ってのはどんどんマニア向けになって
一般読者を置いていきますから。

幸い、発売当初からアマゾンでも好調です。
http://mixi.jp/view_item.pl?id=823505
皆神龍太郎さん初め、UFO関係のスーパーサイヤ人みたいな
方々からもスタンスにお褒めの言葉をいただきました。
一方で、新情報がない、とか言う文句もあるようですが、
“入門書”ってことでひとつ。

あと、“この先”が読みたい、という声もいくつか
寄せられておりますが、それはこの本がもっと売れてくれたら、
続編を用意しておりますので、そこで……。

ご報告(6/5)
本書の一部がサイト『漫棚通信』の内容と酷似している、
という指摘がサイト運営者の方からなされました。
悪意または盗用という意はまったくありませんが、
山川惣治『サンナイン』のストーリィ紹介に関し、当サイトの
紹介を大いに参考にさせていただいたことは事実ですし、
ある作品のストーリィを紹介するという性格上、参考にさせて
いただいたサイトとの記述の非常な類似のあることも事実です。
当方の不注意と認識不足の結果であり、まことに申し訳ありません。
当該の章の趣旨は、山川惣治氏の、執筆当時の状況及び心境の
忖度にあり、その前段として『サンナイン』のストーリィ紹介
をしたわけですが、その部分において、『漫棚通信』の記述
より多くのものを得ているということを明示していなかった
ことは大きな手落ちであり、『漫棚通信』主宰者の方に
多大なるご迷惑をおかけしたことに関し、つつしんで
お詫び申し上げます。
読者の皆様には、その点をご了承の上、本書の趣旨を
おくみ取りいただきますよう、お願い申し上げます。
なお、当該の記述部分に関しては増刷以降削除または
上記の内容を付記させていただき、その旨はネット等で
記載する、ということで、主宰者の方に了解をいただくべく
問い合わせさせていただいております。
正式な対応につきましては、その返答を待ってまた
ご報告いたしたいと思います。

☆ご報告・2(6/5)
上記の件につき、出版社との話合いをもち、
当方から『漫棚通信』運営者の方へのお詫びと対処の仕方
をご提案させていただくことにいたしました。
この件につきましては、運営者の方からのご返答を待ち、
結論を出した時点でご報告を差し上げたいと思っております。

☆ご報告・3(6/6)
『漫棚通信』運営者の方に、メールで返答をいただきました。
サイトの方で呈示されましたご質問への回答(作品の表現・
名称等のこと)をメールさせていただきました。
返答をいただいた時点でまた報告いたします。

☆ご報告・4(6/7)
『漫棚通信』の運営者の方のサイトで、こちらの回答につき、
ご質問の要項に関してはご了承いただけたという趣旨のお返事を
いただけました。御礼申し上げます。
その回答をここに掲げさせていただきます。
“ジェット機の名称に関しては第三巻246ページに
「ボーイング・セブン・ツウ・セブン」
「セブン・ツウ・セブン」
とあり、同247ページ (本文最終ページ) では、
「セブン・ツー・セブン」
と、表記が変わっています。
グレート・マスターの描写につきましては、第二巻190〜192ページに登場、本文には
「ゆったりとしたすがすがしい服をきた血色のよい老人」
とのみありますが、描かれているのは長髪で口ひげとあごひげを
生やしたキリストのようなイメージの男性で、ヒゲも髪も瞳も白くかれております”
という内容でした。

このポイントにおいて、当方が現物のコピーの所持及び書評に必要な通読を完了していたことを認めていただいたことに感謝いたします。
もちろん、本来の筋として、完全版を入手して執筆することがベストであったことに疑問の余地はございません。しかしながら、古書市場においても入手の極めて困難な本書籍を手元に置き参照できるという、ある意味の贅沢を、どれくらいの人間が享受できることかに関しては、ご理解をたまわりたくお願い申し上げる次第です。
その他、ご不満の点に関し身を引き締め、今後とも、
出来得る限りの誠意をもって望み、対応いたしたいと思って
おります。
どうか向後とも厳しいご意見をいただけますよう、
お願い申し上げます。

☆現在の状況のご報告(6/8)
6月7日の段階で、幻冬舎を通じ、漫棚通信さまに
当方からの解決策を示させていただきました。
また漫棚通信さまから同日に解決策のご提案をいただきました。
これに関しては幻冬舎との合名の上で、正式な回答をさせて
いただきたく思っております。
前向きな姿勢をとって臨みたいと思っております。
その結果報告はいましばらくお待ちください。

☆現在の状況のご報告(6/9)
幻冬舎の法務担当者からの勧告で、今後、漫棚通信さまへの
連絡の窓口を、幻冬舎編集部一本に絞らせていただく
ことになりました。
これは、唐沢と幻冬舎の対応にそれぞれ食い違いがあった
場合、漫棚通信さま側の状況把握に混乱を生じさせては
申し訳ない、という配慮によるものです。
現在続けております打ち合せ報告は、今後、幻冬舎側の
同意を得たものをここに掲載するというかたちになります。
これまでより掲載の頻度が低くなると思いますが、
その旨、なにとぞご了承願います。

☆現在の状況のご報告(6/12)
弁護士、幻冬舎法務担当、新書編集長、担当編集と
共に、最適の対応を協議させていただいております。
報告をお待ちください。

☆現在の状況のご報告(6/15)
漫棚通信さんとは対応につき、メールのやりとりを続けさせて
いただいております。細かい点についての双方の合意のための
やりとりのため、やや時間がかかると思われます。
恐れ入りますが結果報告についてはもうしばらくお待ち
くださいますようお願い申し上げます。

☆現在の状況のご報告(6/19)
現在なお、漫棚通信さまと最終的な対応につきやりとりをさせて
いただいております。結果報告はいましばらくお待ちください。

☆現在の状況のご報告(6/25)
現在、話し合いは最終的な詰めの段階に入っております。
近くご報告できると思いますので、お待ちください。

☆現在の状況について(7/15)
漫棚通信さんとの話し合いはいまだ続いております。
状況を把握できないままの皆様にはご心配をおかけしていると
思いますが、決着のつき次第にご報告と、ご迷惑かけた皆様への
改めてのご挨拶をさせていただきますのでお待ちください。

☆現在の状況についてのご報告(7/28)
漫棚通信さんとの話し合いにつき、双方の最終合意が得られない
状況です。
幻冬舎サイドの法務担当者の意見を入れて、こちらの対応を検討
している最中ですが、とりあえず、中間報告を来週中にこちらの
サイトに挙げる予定でおります。
『新・UFO入門』については、可及的速やかに当該個所を
差し替え、事情説明と謝罪文を入れた改訂版を出す予定で
おりますので、入手難のままでいる読者の方はいましばらく
お待ちくださいますようお願い申し上げます。

☆現在の状況についてのご報告(7/31)
当方からの経緯報告とご挨拶の文章を作成させていただきました。
実際の経緯と相違ないか、編集部および法務担当者のチェックを
待って、別ワクを作り、そこにアップさせていただきます。しば
らくお待ちください。

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