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新刊

2007年2月16日投稿

3月2日 ミリオン出版より『三丁目の猟奇』(唐沢俊一×ソルボンヌK子)発売!

お待たせしました!
久々の新刊!

唐沢俊一×ソルボンヌK子
三丁目の猟奇』(ミリオン出版刊・1,365円<税込>)
(ISBN:978-4-8130-2057-8)
↑注文はこちらから

★★★★ミリオン出版の担当Y様から内容詳細を頂きました♪(2/19更新)

◎内容
『大猟奇』『世界の猟奇ショー』『こんな猟奇でよかったら』に続く、唐沢俊一&ソルボンヌK子が贈る猟奇マンガエッセイの最新作の登場です!

 昨年秋から制作がスタートした本作、今回はオール書き(描き)下ろしのため、秋から冬へ、クリスマスから師走、そして年明けと、巷間の浮かれ騒ぎを横目で見ながら疾風怒濤の進行で、3月早春ようやくここに完成と相成りました。

 さて、今回のテーマは「昭和30年代」です。

 著者曰く「この時代の犯罪史をひもといてみると、そこには、ほかの時代の犯罪に見られない、ユニークさと、時代を反映させた新形式を合わせ持った犯罪が目白押しなのである」という事で、本書は、そんな時代に起きた数々の事件をマンガで再現、高度経済成長の階段を一足飛びで駆け上ったがゆえに生じた日本社会の歪みをスルドク描いた作品となっています。

 いま一度、大ヒット映画『ALWAYS 三丁目の夕日』(そして原作マンガの『三丁目の夕日』)と併せて読まれると、単なる“昭和懐かし系”本では教えてくれない、あの時代=昭和30年代の実像がしっかり分かる教養マンガエッセイに仕上がっております。

◎収録事件
●第1話 銀座 弁護士妻子殺人事件
*死刑廃止論者の弁護士に起きた悲劇とは。
●第2話 硫酸溶解殺人事件
*完全犯罪を目論んだエリート技術者の顛末。
●第3話 中一男子誘拐バラバラ・ホルマリン漬け殺人事件
*ホルマリンの水槽に浮かぶ、少年の生首の行方。
●第4話 天城山心中事件
*美談か無理心中か…ラストエンペラーの姪の自殺事件。
●第5話 饅頭屋夫婦殺人事件
*戦後の混乱で二重戸籍を手に入れた男の犯罪。
●第6話 スチュワーデス殺人事件
*誰が彼女を殺したか…迷宮入り事件の真相。
●第7話 押しつけ嫁放火殺人事件
*死刑囚となったある男の哀切なる事情。
●第8話 高島象山殺人事件
*心霊対決の結末…オカルト事件事始め。
●第9話 多情妻バラバラ殺人事件
*冷静と情熱の間。集団就職青年と人妻の犯罪。
●第10話 熱海 自殺・心中物語
*昭和の観光名所は自殺・心中のメッカだった。
●第11話 昭和死刑囚物語
*昭和35年、有名犯罪者の日常スケッチ。
●第12話 不倫亭主自殺事件
*毒薬と男と2人の女の物語。
●第13話 『風流夢譚』嶋中事件
*一編の小説が巻き起こした重大事件の行方。
●第14話 17歳少年切り裂きジャック事件
*理由なき少年犯罪者のプロトタイプがここに。
●第15話 ロボトミー殺人事件
*昭和39年から平成8年…ある男の大河ドラマ。

特別コラム
昭和三十年代の光と影[一] 戦後の混乱と経済の発展の端境期
昭和三十年代の光と影[二] 日本列島が揺れた六〇年安保闘争
昭和三十年代の光と影[三] 戦後という大きな物語が終わった時代

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