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2007年2月13日投稿

21世紀美術館で3月4月、連続講演!

開田裕次さんの絵画展が、金沢21世紀美術館で2月24日から
4月8日まで開催されます。
これに関連してさまざまな催しが企画されています。
http://www.kanazawa21.jp/ja/special/kaidayuji/index.html
↑詳しくはこちら参照。

で、その一環として唐沢が、3月24日、4月7日の二回、
『幻想とユートピア−怪獣映画の魅力を探る』というテーマで、
講演と映像上映、演芸紹介を行います。
3月24日は『クラシック・アニメの幻想世界』と題し、
ウインザー・マッケイスタレヴィッチなど、アート
アニメの世界に描かれた怪獣のイメージを紹介、さらに講演では
『都市と怪獣の人間学』について講演。
また4月7日は、上方ニューウェーブ講談の旗手、旭堂南湖さん
をお招きして、十八番の紙芝居『原子怪物ガニラ』を口演のあと、
『三丁目の怪獣』と題し、高度経済成長が生み出した怪獣文化に
ついて語ります。
どちらも、今年後半の唐沢の活動の基点となるはずの口演です。
聞いておいてソンはありません。
また、これに付随して、他のイベント計画もあるかも(後で
また報告)。
春の金沢はおいしいものもいっぱい。旅行計画を立てて
みたらいかがでしょう?

●3月24日(土) 16:00〜
『クラシック・アニメの幻想世界』アニメ上映+講演
<アニメ上映作品>
(全てビデオ上映となります)
・ウインザー・マッケイ『ペット』(1921)
・アレクサンドル・アレクセイエフ『禿山の一夜』(1933)
・ウィリス・オブライエン『キング・コング』(部分)(1933)
・フライシャー兄弟『ベティの白雪姫』(1933)
・スタレーヴィチ『マスコット』(部分)(1934)
・マーブ・ニューランド『バンビ・ミーツ・ゴジラ』(1969)
<講演>『都市と怪獣の人間学〜なぜゴジラはビルを壊すのか』
怪獣映画とは、という定義に、“怪物が現れてビルを壊す映画”と言い切ってもそう間違いではないくらい、都市と怪獣は切っても切れない関係にある。怪獣映画において、そこに描かれる都会は、果たして、ただ単に破壊され蹂躙される役割しか果たしていないのだろうか?
都市の魅力と不気味さを怪獣映画を通して読み解いてみよう。

●4月7日(土) 16:00〜
『下町の幻想世界』紙芝居口演+講演
<紙芝居>『原子怪物ガニラ』口演・旭堂南湖
旭堂南湖 1973年兵庫県生まれ。99年三代目旭堂南陵に入門、古典講談の継承の他、明治時代の探偵講談を復活させる活動を行い、江戸川乱歩、海野十三などの作品を講談にして高座にかけている。平成十四年度「大阪舞台芸術新人賞」受賞、“上方講談のニューウェーブ”として期待が高まっている。04年から、手塚治虫と共に名作『新宝島』を書いた酒井七馬が左久良五郎名義で発表した紙芝居、『原子怪物ガニラ』を発掘、高座にかけて人気を博している。
<講演>『三丁目の怪獣〜高度経済成長と怪獣ブーム』
かつて下町の娯楽の王者だった紙芝居には、さまざまな怪獣たちが姿を見せていた。やがて、それらの怪獣たちは、庶民の生活レベルが上がっていくのと同時に、紙芝居からスクリーンに、そしてブラウン管にと、その住み処を移していく。日本の高度経済成長と怪獣映画の知られざる関係を読み解く。

料金:前売り1000円 当日1200円

■前売りチケットの取扱い
金沢21世紀美術館ミュージアムショップ、
チケットぴあ(Pコード552-800)
■お問い合わせ
金沢21世紀美術館 076-220-2811(交流課)

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